米サンフランシスコ市交通局がランサムウェア攻撃を受け、運賃を一時無料化する事態に追い込まれた。身代金を払うことなくシステムを復旧させたものの、課題は残る。
米国のサンフランシスコ市交通局(SFMTA)は、身代金要求型マルウェア「ランサムウェア」に攻撃されたシステムを復旧し、データの流出は一切なかったと説明した。一方で攻撃側の主張は、交通局の説明とは食い違っている。
SFMTAは2016年11月25日(金曜日)の午前、ランサムウェア攻撃に見舞われた。広報担当のクリステン・ホランド氏がブログに記載した説明によると、地下鉄区間のある路面電車「Muni Metro」について、「潜在的リスクあるいは乗客に迷惑を掛ける可能性を最低限に抑える」目的で、万全を期すため駅の券売機と改札機を停止した。その結果、乗客が無料で乗車できる状態になった。電車の運行に支障は出なかったという、
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