偽ランサムウェアまで登場、仁義なきサイバー犯罪はどこまで“進化”する?身代金を支払ってもデータは回復しない(1/2 ページ)

新種のランサムウェアが登場した。これはファイルを暗号化せずデータを消去するにもかかわらず、被害者をだまして身代金を支払わせようとするものだ。

2016年07月29日 12時00分 公開
[Michael HellerTechTarget]
画像 Ranscamを発見したCisco Talosのエドマンド・ブラマギン氏とウォーレン・マーサー氏のブログ《クリックで拡大》

 今日、ランサムウェアが大きな脅威となっている。こうしたデータ消失の恐怖に付け込もうとしているのが新種の「ランサムウェア」だ。この新ランサムウェアは「Ranscam」と呼ばれ、スケアウェア(偽セキュリティ対策ソフトウェア)と共通する部分が多い。ランサムウェアに攻撃されたとユーザーに思い込ませるが、実際にはデータを暗号化せずに消去してしまうのだ。

新ランサムウェア「Ranscam」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...