パブリッククラウドのセキュリティに対する懸念のほとんどは沈静化している。これを物語っているのが、パブリッククラウドの急速な導入ペースである。だがIT部門は、ワークロードのセキュリティを強固にするためにハイパースケールプラットフォームであるクラウドを熟知した上で行うべき作業に苦戦している。
パブリッククラウドの透明性を向上し、その知識を深める段階をへたことで、Amazon Web Servicesの「Amazon Web Services」(AWS)、Microsoftの「Microsoft Azure」(Azure)、Googleの「Google Cloud Platform」(GCP)などのサービスで実際のワークロードを運用することに対する懸念は和らいでいる。だが責任共有モデルへの警戒が不要になったわけではない。事実、セキュリティの専門家は、高水準のサービスに関する新しい戦略と複数のクラウド環境の管理について、その対応方法を理解するべく取り組んでいる。
IaaS(Infrastructure as a Service)市場が誕生してから最初の10年間は、パブリッククラウドの運用態勢が整っていることを疑問視する声がIT業界では何度も浮上していた。だがそうした声は、いつの間にか聞かれなくなっていった。
営業デジタル化の始め方(無料eBook)
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...
「RED」「Bilibili」「Douyin」他 中国の主要SNSプラットフォームの特徴まとめ
トレンド変化の大きい中国においてマーケティングを成功させるためには、主要SNSプラット...
コロナ禍における「ご自愛消費」の現状――スナックミー調査
「ご自愛消費」として最も多いのは「スイーツやおやつ」で全体の68%。その他、ランチ38...