データ可視化とコンプライアンスを強化
Druva、Commvault、Veritasのバックアップ新機能とは データ管理を統合した3社を紹介
企業にとってデータは極めて重要だ。バックアップベンダーがコンプライアンスやデータ分析など、データのライフサイクル全体に関わる優れた機能を提供しようと模索している。
過去数十年、バックアップ市場で注目されてきたのは、リダンダントコピー(冗長データ)の作成によるデータ保護だった。
リダンダントコピーが、依然としてバックアップシステムの主要機能であることは間違いない。だがバックアップベンダー各社が、自社のソフトウェアやサービスに新しい機能を組み込む事例が広がっている。例えば最近、数社のバックアップベンダーが自社製品にデータ管理機能を追加した。
データ管理の定義はまだ曖昧だが、通常はデータのライフサイクル全体に関わるさまざまなプロセスを意味する。例えばデータの作成、保存、検証、分析、保護などのプロセスが該当する。
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重要性を増すデータ管理
GDPRで求められるデータ保護とバックアップ体制
データ管理機能を提供するベンダー3社
データ管理機能をバックアップシステムに組み込む仕組みには一見、違和感を覚える。しかしこれには利点がある。企業のバックアップでは、恐らく全てのデータを1カ所に集約する。これはある種の「ビッグデータのリポジトリ」と捉えられる。つまり、バックアップデータを分析することで、ビジネス価値を生み出すことができる。
Druvaは、データ管理機能を自社のデータ保護の製品に組み込んでいるベンダーの1社だ。同社はデータ保護機能とデータ管理機能を1つのサービスとして提供する「Druva Cloud Platform」を開発した。Druva Cloud Platformは、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)といったクラウドサービスにおけるデータとオンプレミスのローカルデータを1つに集約する機能を持つ。そして集約したデータに対して3つのサービスを用意している。バックアップとディザスタリカバリー(DR)の機能を提供するデータ保護、コンプライアンス(法令順守)や電子証拠開示(eディスカバリー)、データ保管に関連するデータガバナンス、データの検索と分析ができるデータインテリジェンスの3つだ。
Commvaultは、データ仮想化のリポジトリを基盤とする自社独自のデータ管理プラットフォーム「Commvault Data Platform」を開発した。Commvault Data Platformは、異なるソースのデータを集約し、データ表示を統一する。この機能は、企業全体に散在するデータの検索と分析を可能にするだけでなく、データ保管やデータガバナンスなどのタスクを簡素化する。Commvault Data Platformの機能とCommvaultのデータ保護機能を統合することで、ユーザー企業は最新のデータだけでなく、過去のデータも検索できるようになる。
Veritas Technologiesはバックアップ市場で中心的な役割を果たしてきた。同社はバックアップシステムをデータ管理機能に組み合わせる手法をとる。同社がハイブリッドクラウドとマルチクラウド向けに開発したのが「360 Data Management」というプラットフォームだ。360 Data Managementでは、複数の異なる機能をプラットフォームの中核である「Veritas Intelligent Core」に関連付ける。Veritas Intelligent Coreは、データディスカバリやデータの分類、ポリシーの自動化といった機能を提供する。
360 Data Managementが提供する機能の中心的な役割は、データ保護と事業継続性の確保だ。360 Data Managementではその他にも、データとワークロードにおける移植性の確保、ストレージの最適化、データの可視化、コンプライアンスのデジタル化などがある。
データ管理機能がバックアップシステムを補完するのは自然なことだ。各ベンダーは自社独自のデータ管理機能に関連するサービスを打ち出している。ここで取り上げたバックアップベンダー各社は、データ管理機能を活用してデータを可視化し、コンプライアンスを徹底する優れた機能を実現している。
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