Raspberry PiやChromebookもある シンクライアントをコストや用途で比較自社に最適なクライアントを選ぶ

リモートサーバでアプリケーションとファイルを管理するシンクライアント方式は、端末のコストを抑え、PCの管理を簡単にするメリットがある。本稿では各種シンクライアント端末を、コストや用途面から比較する。

2019年01月29日 05時00分 公開
[Ed HardyTechTarget]
photo

 今ではほぼ全ての従業員にコンピュータが必要だが、強力で高価なスタンドアロンPCが全員に必要なわけではない。多くの企業では、シンクライアントが良い選択肢になる。

 シンクライアントハードウェアは、強力なリモートサーバに高速接続できるシンプルなデスクトップまたはモバイルデバイスだ。ユーザーはシンクライアントをPCであるかのように操作するが、アプリケーションとファイルは全て、実際にはサーバに保存されている。

 企業にとって、従業員にシンクライアントを支給することには2つの大きなメリットがある。1つは、多くの場合ハードウェアの総コストが大幅に下がることだ。シンクライアントはごく基本的なスペックしか備えていない。シンクライアントの利用によるコストの低下分が、サーバのコストを上回ることが多い。

 もう1つの大きなメリットは、アプリケーションとファイルが全てサーバ上にあるため、情報がユーザーのエンドポイントに直接置かれる場合と比べて、IT部門のメンテナンス業務が簡単かつ低コストになることだ。

多様な選択肢

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...