リモートサーバでアプリケーションとファイルを管理するシンクライアント方式は、端末のコストを抑え、PCの管理を簡単にするメリットがある。本稿では各種シンクライアント端末を、コストや用途面から比較する。
今ではほぼ全ての従業員にコンピュータが必要だが、強力で高価なスタンドアロンPCが全員に必要なわけではない。多くの企業では、シンクライアントが良い選択肢になる。
シンクライアントハードウェアは、強力なリモートサーバに高速接続できるシンプルなデスクトップまたはモバイルデバイスだ。ユーザーはシンクライアントをPCであるかのように操作するが、アプリケーションとファイルは全て、実際にはサーバに保存されている。
企業にとって、従業員にシンクライアントを支給することには2つの大きなメリットがある。1つは、多くの場合ハードウェアの総コストが大幅に下がることだ。シンクライアントはごく基本的なスペックしか備えていない。シンクライアントの利用によるコストの低下分が、サーバのコストを上回ることが多い。
もう1つの大きなメリットは、アプリケーションとファイルが全てサーバ上にあるため、情報がユーザーのエンドポイントに直接置かれる場合と比べて、IT部門のメンテナンス業務が簡単かつ低コストになることだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
YouTube広告の実店舗売り上げへの貢献を計測 インテージが「Sales Impact Scope」を提供開始
インテージがYouTube出稿による小売店販売への広告効果を計測するサービスを提供開始した...
2025年のデジタル広告業界の展望 日本のマーケターの優先メディアと課題は?
IASは、2025年におけるデジタル広告業界の主要なトレンドについて掘り下げたレポート「Th...
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。