「5G」(第5世代移動体通信システム)通信が拡大すると、大規模な「DDoS攻撃」の被害が懸念されると専門家は語る。それはなぜなのか。
前編「『5G』導入前に知っておきたい、通信事業者が恐れるセキュリティリスクとは?」では、モバイル通信規格「5G」(第5世代移動体通信システム)のセキュリティに関する懸念について、市場調査会社Business Performance Innovation Network(BPI Network)とセキュリティベンダーA10 Networksのレポート「Opportunities and Challenges in a 5G Connected Economy」(5Gでつながる経済の機会と課題)に基づき説明した。A10 Networksの製品マーケティング部門のシニアディレクターであるポール・ニコルソン氏によると、5G通信のセキュリティにおける懸念点の一つは「通信量とデバイスの増加」にあるという。
後編は、ニコルソン氏が挙げる2つ目の懸念点「サービス停止を狙った大規模なDDoS(分散型サービス拒否)攻撃などの外部要因」を解説する。
5G通信の導入で通信速度や通信容量、遅延が改善すると、ネットワークの可能性も大きく広がる。ただし、こうした進化により、より深刻な攻撃が起きる危険性も高くなる。上述の調査で回答した企業が、セキュリティに関して非常に懸念を示していたのがDDoS攻撃だ。回答企業の63%は、サイバー攻撃の大規模化や巧妙化に対抗するためDDoS対策の強化が重要だと答えている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨今、セキュリティ教育の重要性が高まっている。しかし、効果を正確に測ることが難しく、目標設定や運用に悩むケースも少なくない。本資料では、担当者の負担を軽減しながら、このような問題を解消する方法を紹介する。
情報セキュリティ対策では、従業員の意識を高めるための“教育”が重要となる。しかしセキュリティ教育は、効果の測定が難しく、マンネリ化もしやすいなど課題が多い。効果的なセキュリティ教育を、負荷を抑えて実現するには何が必要か。
フィッシングは、IDやパスワード、クレジットカード情報などの窃取を目的としたサイバー攻撃のことだ。電子メールを使用した手口が代表的だが、SMSや電話、QRコードなどを利用したものもある。これらの攻撃から自社を守るには?
サイバー攻撃が巧妙化している。「フィッシング」の手口では、従来の電子メールやSMSにとどまらず、新たな手法が確認されている。音声やQRコードを使ったフィッシングの概要およびその対策方法について、3分動画で紹介する。
フィッシングは、ユーザーのIDやパスワード、クレジットカード情報などを窃取する手段として知られている。昨今では、この進化系ともいえる「AiTM攻撃(中間者攻撃)」が確認されている。AiTM攻撃の概要と対策を2分弱の動画で紹介する。
なぜクラウドセキュリティは複雑ではなく「包括的でシンプル」にすべきなのか? (2025/6/13)
「見える化」ではもう守れない アタックサーフェス管理の限界と次世代の対策 (2025/6/12)
中小企業が買うのは信用 L2スイッチ&認証技術で2つの企業が組んだ理由 (2025/6/5)
脱PPAPの壁はこう超える――PPAP文化を終わらせる現実解 (2025/5/19)
EDR、XDR、MDR それぞれの違いと導入企業が得られるものとは (2025/5/15)
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...