通信事業者は、5Gの初期展開に慎重な動きを見せる可能性がある。だが5Gには4G以前と決定的に違う要素が3つあるため、優れた投資対象になると専門家は予測する。
5G(第5世代移動体通信システム)が幅広く利用できる日が近づいている。それに伴い、5Gのある流れがこれまでの予測とは変化し、LTE(Long Term Evolution)を含む4G(第4世代移動体通信システム)よりも優れた投資対象になりそうな様子を見せている。
調査会社Rethink Technology Researchが移動体通信事業者(MNO)78社を対象に実施した調査によると、5Gには4Gとの差異化要因として次の3つがあるという。
この3つの特徴によって、これから2025年まで4Gの利用を続けるよりも5Gに投資する方が有利だ、とRethink Technology Researchは予測する。
5Gにはエッジ処理能力に優れ、遅延が少なく、圏外域でのリカバリー能力が高いという特徴がある。ただし商用5Gサービスの稼働が近づくにつれ、通信事業者は5Gの導入に慎重になる可能性があるというのが同社の見解だ。
同社は他にも幾つか予測をしている。例えば次のようなことだ。
5Gを4Gと差別化する特徴の一つは多様性だ。5G導入の目的は、モノのインターネット(IoT)のように新しい収益源に合わせてネットワークを最適化することにある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、セキュリティの観点から見ると、もはや「安全なツール」とは言い切れない。VPNが抱えるリスクと、その代替として注目されるリモートアクセス技術について解説する。
インターネットVPNサービスの市場規模は増加傾向にあるが、パフォーマンスやセキュリティなどの課題が顕在化している。VPNの利用状況などのデータを基にこれらの課題を考察し、次世代インターネットVPNサービスの利点と可能性を探る。
企業だけではなく自治体でもクラウド活用が進んでいる昨今。中でも業務利用が多いMicrosoft 365には、Microsoft Teamsなど高速かつ安定した回線を必要とするサービスがある。それらを快適に利用するにはどうすればよいのか。
代表的なセキュリティツールとして活用されてきたファイアウォールとVPNだが、今では、サイバー攻撃の被害を拡大させる要因となってしまった。その4つの理由を解説するとともに、現状のセキュリティ課題を一掃する方法を解説する。
顧客や従業員のエクスペリエンスを向上させるとともに、インベーションを促進するには「アジリティ」の強化が鍵となる。しかし昨今、組織のネットワークは複雑化が著しく、アジリティの確保すら難しい。そこで求められるのが「簡素化」だ。
もし“キーマン”がいなくなったら? 属人化しないデータセンター運用の作り方 (2025/3/18)
多拠点ネットワークの苦悩「セキュリティ、運用負荷、コスト」をどう解消? (2025/2/20)
LANケーブルではもう限界 構内ネットワークに「光ネットワーク」という選択肢 (2025/1/14)
DX時代のIoTに起きている課題 スマホとエッジデバイスの新たな役割とは (2025/1/7)
脱VPNなんて一気には無理──忙しすぎる情シスの“起死回生の策”は? (2024/12/25)
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...