「拡張分析」で全社員がデータサイエンティストになる?「拡張分析」の用途5選【後編】

拡張分析はユーザー企業にどのような恩恵をもたらすのか。今回は代表的な5例の中からシチズンデータサイエンティスト、組織内の知識活用、洞察の自動化について紹介する。

2019年10月30日 05時00分 公開
[Ericka ChickowskiTechTarget]
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 現在のビジネスインテリジェンス(BI)ツールの最新トレンドといえば「拡張分析」(Augmented Analytics)だ。拡張分析は各社の製品や機能群に追加され、企業の活用も着々と進んでいる。前回は代表的な拡張分析の用途5例の中から「データ準備」と「クエリ能力の強化」の2例について紹介した。今回は残りの3例について取り上げる。

用途3.シチズンデータサイエンティストの実現

 クエリ能力(queryability)の強化は、データ専門家がデータをより深く掘り下げることを可能にするだけではなく、分析製品のユーザー基盤も拡大する。企業全体でのシチズンデータサイエンティスト(分析の専門家ではない、事業部門でデータ分析をする従業員)の増加は、拡張分析が鍵を握る。

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