2019年、アナリティクスのトレンドは拡張分析に要注目Gartnerのアナリストが予測(1/2 ページ)

ビジネスインテリジェンス(BI)とアナリティクスのソフトウェアは2019年にますます進化してさらに簡単に使えるようになり、人工知能(AI)技術を活用した拡張分析が進歩しそうだ。

2019年01月24日 05時00分 公開
[Mark LabbeTechTarget]

 データ視覚化とセルフサービスBIソフトウェアを提供するTableau Software(以下、Tableau)は、2018年10月に米国ニューオーリンズでユーザーカンファレンス「Tableau Conference 2018」を開催した。開幕基調講演は大画面を飛び交う鮮やかな色に、レトロなメロディと落ち着いたビート、そして合成音声風の女性の声で始まった。

 その声は、会場に集まった何千人もの参加者に、誰もがデータを愛していると告げ、それを理解できない人もいるだろうが、ここにいる人は全員分かっていると続けた。

 「私たちは、みんな、データを、愛しています」とその声が高らかに宣言すると、大画面に光と色があふれ、音楽のテンポが速まった。会場には小さな笑いのさざ波が起こった。その場にいた人々は気付いていないかもしれないが、この演出は現在のアナリティクスのトレンドをよく表している。

 アナリティクスはますます華々しく、より魅力的で、理解しやすいものになってきている。AI技術の活用でより身近なものになり、データを読み解く専門知識がなくてもある程度使いこなせるようになってきた。

拡張分析で使いやすく

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news006.jpg

「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...

news202.jpg

ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。

news071.jpg

「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...