知らないとは恥ずかしくて言えない2019年の「10大ITトレンド」Gartnerの年次予測(1/2 ページ)

デジタル思考のCIOにとって、Gartnerの2019年トップ10技術トレンドに驚きはなさそうだ。ITはスマート化が進み、インテリジェントなデジタル網が社内を、そして他の全ての場所を覆うようになる。

2018年11月15日 05時00分 公開
[Brian HolakTechTarget]

関連キーワード

Gartner


Gartnerが発表した2019年のトップ10。10の技術を「インテリジェント」「デジタル」「メッシュ」の3種類に分類している(出典:Gartner)

 Gartnerが毎年発表している翌年のトップ10技術トレンドは、ITリーダーを刺激すると同時に安心感を与える役割を担うこともある。

 Gartner Symposium/ITxpoで発表されたトレンドのうち、全てとは言わないまでも、幾つかは、デジタル思考のCIOやITリーダーにとって驚きに欠ける内容だったはずだ。だがGartnerの上級副社長兼アナリスト、デービッド・シアリー氏がプレゼンテーションで語った通り、CIOが2019年に注目すべきは個々のトレンドではなく、その全体にある。

 「今回は特に、そうしたトレンド間の多くで融合や重複や相互作用が見られた。従って、これを単独で見るのではなく、それぞれが合わさって、われわれ(Gartner)の言う『インテリジェント』『デジタル』『メッシュ』の構築にいかに貢献しているかに目を向けることが、特に重要だ」。シアリー氏はそう語った。

 Gartnerの用語はともかく、高度なインテリジェンスは、自律型の物事や拡張分析からAI駆動型の開発およびスマートシティーに至るまで、さまざまな形でGartnerの2019年トップ10技術トレンドの中核をなす。シアリー氏はこのトップ10技術トレンドと、産業の破壊や恒久的なイノベーションの促進、統合とデリバリーにおいて、それぞれが果たす重要な役割ごとに分析した。

1. 自律的なモノ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news175.png

製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...

news105.jpg

「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。

news028.jpg

新規顧客獲得と既存顧客のLTV向上、それぞれのCRO(コンバージョン率最適化)について
連載第4回の今回は、新規顧客の獲得と既存顧客のLTV(顧客生涯価値)、それぞれのCRO(コ...