政府機関が抱える複雑で大規模なタスクに対処できる「COTS」ソフトウェアがないならば、「GOTS」ソフトウェアを独自開発するしか道はない。GOTSソフトウェアならではのメリットとデメリットとは。
政府機関の業務に既製品である「COTS」(商用オフザシェルフ:Commercial Off-The-Shelf)ソフトウェアを選択する場合、さまざまなメリットはあるが対処できないタスクも無数にある。例えば米国海軍が実戦で使うシミュレーションシステムをCOTSソフトウェアで代替してタスクを遂行することは難しいだろう。
政府機関が求める複雑で大規模なシステムと同等の機能を備えたCOTSソフトウェアは、ほとんど存在しない。そのため政府機関はそれぞれのプロセスと要件に適合する「GOTS」(政府機関オフザシェルフ:Government Off-The-Shelf)ソフトウェアを特注で開発しなければならない場合がある。独自開発したGOTSソフトウェアを他の政府機関が再利用または購入し、それぞれの要件に合わせてカスタマイズすることもある。
前編「『COTS』『GOTS』の基本的な違いとは? 政府機関のIT基礎用語」、中編「政府機関が『GOTS』から『COTS』に移るべき4つの長所、無視できない2つの短所」に続き、後編となる本稿は、GOTSソフトウェアならではのメリットとデメリットを解説する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...