政府機関が「GOTS」から「COTS」に移るべき4つの長所、無視できない2つの短所「COTS」と「GOTS」を比較【中編】

政府機関は「COTS」ソフトウェアと「GOTS」ソフトウェアのどちらを選ぶべきか。この問いに明確な答えはないが、COTSソフトウェアを選ぶなら検討が必要な幾つかの長所と短所がある。それは何か。

2020年11月26日 05時00分 公開
[Stephen J. BigelowTechTarget]

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 政府機関が適切なソフトウェアを手に入れるには、さまざまな問題を解決しなければならない。民間企業は概して既製品である「COTS」(商用オフザシェルフ:Commercial Off-The-Shelf)ソフトウェアを購入して効果的に活用している。一方で政府機関は、政府の予算で開発し、他の機関との共有、再利用、再販も可能な「GOTS」(政府機関オフザシェルフ:Government Off-The-Shelf)ソフトウェアを開発することが少なくない。

 前編「『COTS』『GOTS』の基本的な違いとは? 政府機関のIT基礎用語」で挙げたような要因によって、政府機関の間ではCOTSソフトウェアを採用すべきか、それとも引き続きGOTSソフトウェアを利用するのかという議論が高まっている。決定的な答えはないが、考慮すべき重要な長所と短所はある。それはどういうものだろうか。

COTSソフトウェアの長所と短所

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