数カ月にわたる交渉の末、米Dellは再び非公開企業となることに成功した。しかし、デバイスとITサービスのプロバイダーとして成功を納める道は、長丁場になりそうだ。
マイケル・デルCEOは、この1年、株主から会社を買収するために尽力してきた。2013年9月半ばに、世界的なIT投資会社の米Silver Lake Partnersとのパートナーシップの下で、この買収計画はついに株主の承認を得た。Silver Lake Partnersは、提携先の米Microsoftから20億ドルの融資を受けている。
買収総額は約249億ドル。取引のクロージング条件と当局の承認次第だが、Dellの2014会計年度の第3四半期末(2013年8〜10月)までに、全ての手続きが完了する見込みだ。
株主からの要求に応える必要がなくなった今、Dellはより大胆にリスクを取り、野望的なデバイス・サービス事業を展開できる。一部のITプロは、それがDellの中核のPC事業にどんな影響をもたらすのかと、考えを巡らしている。
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