オープンソースとCitrixの「Xen」の基本的な違いとは?仮想化ソフトウェア「XCP-ng」とは【前編】

オープンソースの仮想化ソフトウェア「XCP-ng」を管理するXen Projectと、「Xen」ブランドの仮想化ソフトウェアを提供してきたCitrix Systems。両社の関係とは。

2020年11月20日 05時00分 公開
[Brian KirschTechTarget]

 Xen Projectが管理するオープンソースの仮想化ソフトウェア「Xen Cloud Platform」(XCP)の最新版「XCP-ng」は、仮想化技術とクラウドコンピューティングの両方に関する機能を提供する。XCP-ngはハイパーバイザーの「Xen Project Hypervisor」や仮想マシン(VM)管理用API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の「Xen Project Management API」(XAPI)などの要素で構成されている。VMのライフサイクル管理とリソースプール、イベント追跡、リアルタイムパフォーマンス監視、ストレージのライブマイグレーションを実現する「Storage XenMotion」も含む。

 他の一般的なサーバ仮想化製品と同様に、XCP-ngはハイパーバイザーを利用してVMを実行する。IT管理者はXCP-ngにより、ワークロード(アプリケーション)の集約や省電力、ハードウェアの冷却効率の向上、管理の改善を実現できる。XCP-ngのモダンなユーザーインタフェース(UI)を使ってホストを管理することも可能だ。XCP-ngの大部分のコンポーネントは、オープンソースソフトウェア(OSS)用のライセンス「GNU General Public License」(GPL)のバージョン2に準拠している。

Citrix SystemsとXen Projectの気になる関係

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