KVMに負けた「Xen」の生きる道ハイパーバイザー戦争の後に

「Xen」は「KVM」とのハイパーバイザー戦争に敗北したのかもしれない。だが、それは消滅を意味するわけではない。このオープンソースプロジェクトは自動車業界などのニッチなユースケースで生き続けている。

2019年06月04日 05時00分 公開
[Sander van VugtTechTarget]
《クリックで拡大》

 長年にわたってオープンソースの仮想化分野では、ハイパーバイザーといえば「Xen」か「KVM」かの議論が定番だった。だが、そうした議論はほぼ決着がついている。

 さかのぼること2014年には、XenとKVMのどちらを仮想化に使用すべきかという話題が多かった印象だ。だが、2019年初頭時点ではその戦いが終結し、今ではKVMが広く使用されているように見える。それはつまり、Xenが消滅したということなのだろうか。それとも、Xenの活動は何かしら残っているのだろうか。本稿ではその点を明らかにしていく。

Xenのユースケース

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...

news141.jpg

2度あることは3度あった GoogleのサードパーティーCookie廃止再延期にアドテク各社がコメント
Googleは2024年末までに完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCo...

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...