Tivoliの仮想化対応機能の中でも特徴的である、プロセス管理とプロビジョニングの自動化を中心にTivoliの製品群を見ていく。日本IBM自身のプライベートクラウドへの取り組みも紹介する。
企業システムの運用管理に求められるあらゆる機能を網羅する日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)の「IBM Tivoli Software」(以下、Tivoli)。ハードウェアの監視・モニタリング、ネットワーク管理、ジョブ管理、バックアップといったシステム運用管理に必須のさまざまな機能をサポートしているだけでなく、サービスリクエストやインシデント管理などITILに準拠したプロセス管理機能を充実させている。
仮想化やクラウドに対応した製品も幅広くラインアップ。最近は、仮想環境のポイントソリューションとして適用可能な個別製品に加え、仮想環境やプライベートクラウドに適用可能なスイート製品の拡充にも力を入れている。
Tivoliの仮想化対応機能の中でも大きな特徴といえるのが、プロビジョニングを自動化する機能だ。プライベートクラウドを構築してユーザー部門にサービスを提供する企業の情報システム部門にとって非常に有用であり、既に国内外の多くの企業で利用されている。もちろん、日本IBMも自社のクラウドソリューション事例である「IBM Cloud Showcase」にTivoliを適用することで、運用改善の取り組みを推進している。
本稿では、プロセス管理とプロビジョニング自動化を中心に、日本IBM自身の取り組み事例を交えながらTivoli製品を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
さまざまなメリットをもたらす仮想化環境だが、2023年にVMwareが買収されたことで、ユーザー企業は難しい判断を強いられている。そこで、コストメリットも大きい、仮想化環境のモダナイゼーションの方法について解説する。
データ分析・利活用のニーズが高まる中、アクションのベースとなるデータも膨大な容量となり、今後も増え続けていく見通しだ。そうなると、各企業はデータ利活用基盤として、信頼性や拡張性の高いストレージを求めるようになるだろう。
OSの移行には「データ移行」が付き物だが、その業務負荷の高さに悩まされているIT管理者は多いだろう。Windows 11への移行を進める前に知っておきたい、「データレスPC」の有効性や、導入で得られる“プラスα”のメリットを解説する。
技術や市場の変化が激しい自動車業界にあって、長年、数多くの自動車メーカーに部品を供給してきた東海理化。同社は変化に柔軟に対応するためのDX推進に当たって、これまで運用してきたレガシー仮想環境からの移行を断行する。
ハイブリッド/マルチクラウドへ移行する企業のIT環境だが、クラウド同士の連携は複雑な上に、運用も非効率になりがちだ。そこで、この問題を解消するためのハイブリッド/マルチクラウドプラットフォームを紹介する。
VMwareからの移行で新たな価値を得るための“最適な移行先”を探る (2024/11/5)
VMware対策に追われるSIer 課題は「移行先の選定」だけではなかった (2024/7/31)
VDI第三の選択肢は「高い、設計が難しい、コストがかさむ」を解消できるか (2024/3/28)
“VMwareの急変”に苦悩するIT部門をNutanixとOpenShiftが救う理由 (2024/3/21)
オンプレミスを撤廃したい企業に立ちはだかる「移行の壁」、その越え方とは (2024/3/15)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。