「PCaaS」(PC as a Service)はPCを定額課金制のサービスとして利用可能にする。PC管理にPCaaSがもたらすメリットには、どのようなものがあるのか。
PC関連コストの適正化を支援する「PCaaS」(PC as a Service)。本稿はPCaaSの主な7つのメリットのうち、3つ目から5つ目を紹介する。
大量のPCの管理は、IT部門にとって大きな負担になる。PCaaSのベンダーは、ユーザー企業へPCを導入した後、テレメトリー(遠隔監視)システムで管理対象PCの健全性を監視し、PCに関する問題を未然に防ぐ。24時間年中無休の保守サービスを提供するベンダーもある。
運用経費(OPEX)型の料金体系がPCaaSの特徴だ。ユーザー企業はPCやオフィススイートなどのソフトウェアを用意する際に、高額な初期投資をする必要がなくなる。PCの利用に必要なコストは、利用料金として支払う。PCaaSは一般的に、PCライフサイクル全体にわたる保守管理サービスを標準で含む。PCのトラブルシューティングや撤去、廃棄などに追加料金は掛からない。そのためユーザー企業はPCaaSを使うことで、予算の設定や支出の追跡が容易になる可能性がある。
PCaaSベンダーは、次のようなさまざまな料金体系を用意している。
その他、契約期間内であれば追加料金を支払うことで、PCのスペックの拡張・縮小やアップグレードができるようにしているPCaaSもある。
第4回はPCaaSの7つのメリットのうち、6つ目と7つ目を説明する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
フォルクスワーゲンがGoogleとタッグ 生成AI「Gemini」搭載で、何ができる?
Volkswagen of AmericaはGoogleと提携し、Googleの生成AI機能を専用アプリ「myVW」に導入...
JAROに寄せられた「広告への苦情」は50年分でどれくらい? 業種別、媒体別の傾向は?
設立50周年を迎えた日本広告審査機構(JARO)が、これまでに寄せられた苦情を取りまとめ...
データサイエンティストの認知率は米国6割、インド8割 さて、日本は?
データサイエンティスト協会は、日本と米国、インド、ドイツの4カ国で、データサイエンテ...