“低品質データ”を垂れ流し続けないための「SLA」とはデータクオリティーを保つ7つのベストプラクティス【第4回】

企業のビジネスを支えるデータ。誤った分析結果や判断を生まないためのデータクオリティー確保に際して、キーワードとなる「SLA」とは何か。

2022年11月15日 08時15分 公開
[George LawtonTechTarget]

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データ | データ分析


 さまざまなデータソースから収集したデータについて、高いデータクオリティー(データ品質)を保つことは、良いデータ分析の基礎となる。データクオリティーを確保する7つのベストプラクティスのうち、3つ目を取り上げる。

3.データプロバイダーとの「SLA」締結

 電子部品の設計自動化ツールベンダーCELUSの創業者兼CEOであるトビアス・ポール氏は、データを販売するデータプロバイダーとサービスレベル契約(SLA)を結ぶことが有効だと説明する。SLAは

  • データクオリティー
  • データソース
  • データフォーマット

に関する明確な定義を含む必要がある。

 ポール氏のチームは、データの運用に関する責任を負う「データカストディアン」「データスチュワード」といったデータマネジメントの専門職を新設。データを変換して読み込む前にデータマネジメントの専門家がデータを確認できるようにした。「データクオリティーを確保するために、企業はデータをモニタリングし、アラートを上げる仕組みを設定すべきだ」と同氏は助言する。


 第5回は、4つ目と5つ目のベストプラクティスを紹介する。

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