英国組織のクラウド移行とバックオフィス改革【後編】
バックオフィスが“あの機能”で変わる 英国組織のWorkday活用
英国の金融オンブズマンサービスは、Workdayのクラウドサービスを導入した。同機関が、バックオフィスを変えるために使う機能とは。
英国の金融ADR(裁判外紛争解決手続き)運営機関である金融オンブズマンサービス(FOS: Financial Ombudsman Service)は、ERP(統合業務)システムベンダーWorkdayが提供するクラウドサービスを導入した。目的はバックオフィス(人事、経理、総務などの管理部門)全体のシステム刷新だ。FOSはバックオフィスの業務効率を高めるために、どのような機能を活用しているのか。
バックオフィスを変えるWorkdayの機能とは
併せて読みたいお薦め記事
連載:英国組織のクラウド移行とバックオフィス改革
ERPに関する注目記事
FOSは、消費者と金融サービスプロバイダー間の法的なトラブルを解決することを目的に、2001年に英国会議員が設立した機関だ。FOSのサービスの利用者は毎年100万人以上に上る。
2021年11月、FOSはWorkdayの人事(HR)システムと財務システムを導入した。同機関はWorkdayのシステムを人員計画に活用する。同機関で最高情報責任者(CIO)を務めるニコラ・ワダム氏は「FOSは利用者の需要を基に動く組織だ」と語る。従業員構成の把握や、案件への適切な担当者の配置、担当者が適切なスキルを持っているかどうかの確認に、Workdayは大いに役立つと同氏は期待する。
FOSはWorkdayが提供するオプション機能群「Workday Innovation Services」の24個の機能のうち、8個の機能を利用している。例えば以下の機能だ。
- Workday Everywhere
- コラボレーションツール「Microsoft Teams」との連携機能。Workdayの画面からMicrosoft Teamsを使用できる。
- Workday Assistant
- 自然言語処理を用いるチャットbot。休暇申請や給与明細書の検索を音声で実施できる。
ワダム氏は、こうした機能を活用することで「業務をスピーディーに進めることができる」と評価する。他にもワダム氏が率いるチームは、面接スケジュールを設定する機能の導入を検討している。従来、面接の応募者は電話で日程を調整していた。これをオンラインで完結できるようになる。「ニッチだが強力な機能だ」と同氏は言う。
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
2
“アジャイルの壁”に挑むオリックス生命がIBMの開発管理ツールを選んだ理由
-
3
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
4
IT製品の導入に関するアンケート「セキュリティ」編
-
5
Claude利用8割のGMO、AI人材の評価軸が「トークン管理」に変わった
-
6
RAGで「データをAIに送る」運用が限界を迎えている理由
-
7
ライオンが挑む「守りのIT」脱却:Google Cloudで加速させるデータ駆動型経営
-
8
最も脆弱性が少ない&多いプログラミング言語が判明
-
9
LINEヤフーはなぜ「社内の管理者」すら信用しないインフラを作ったのか
-
10
回避策ゼロ、極めて危険なCisco脆弱性 メール1通で管理者権限、ログ消去の手口
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー