「非同期なチーム」が効率的に共同作業をするには、どんなツールとルールが必要か「非同期型の働き方」のベストプラクティス【後編】

テレワークとオフィスワークを組み合わせた働き方が当たり前な時代、チームメンバーは働く時間も場所もばらばらな場合がある。チームが効率的に働くためには、どのような情報を共有するためのツールが必要なのか。

2023年03月15日 05時00分 公開
[Andrew FroehlichTechTarget]

関連キーワード

Web会議 | 在宅勤務


 テレワークとオフィスワークの従業員が混在するチームは、それぞれの働く場所や勤務時間が異なることが珍しくない。このように「非同期型の働き方」をするチームが共同作業をする際に生じがちな、コミュニケーションや情報共有の課題を解決するには、どのようなITツールが必要になるのだろうか。

非同期型の働き方を効果的に実現するには

 非同期型な働き方をするチームメンバー同士が共同作業の効果を高めるには、以下のITツールが不可欠だ。

  • 完了済み/未完了の仕事に関するレポートを文書化するITツール
  • プロジェクトの各パートまたはワークフローの状況を正確に追跡し、ハイライトしてくれるメッセージングツールと文書化ツール
  • チームメンバーが任意のキーワードやフレーズで情報を検索できるITツール
  • 目標、期限、各チームメンバーの責任を明示するダッシュボード

 企業が非同期型の働き方を成功させるには、ITツールを用意するだけでは不十分だ。自社の文化を調整して、非同期型の働き方を支持する必要がある。つまり管理者は、経営陣の賛同の下に、従業員に期待されることを定める枠組みを整備し、適切なコミュニケーションツールとリモートアクセスの仕組みを用意する必要がある。そしてプロジェクトの全関係者は、各自の作業の進捗(しんちょく)状況を入念に記録して、他のチームメンバーと適宜情報を共有することを怠ってはならない。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...