プログラミング言語「Python」「Go」には、パッケージの依存関係管理に違いがある。どのような違いがあるのか。選定のために把握すべきことを整理する。
「Python」と「Go」(「Golang」とも)という2つのプログラミング言語の間には、さまざまな違いが存在する。両者の5つの違いのうち、2つ目を説明する。細かい違いではあるものの、本格的に活用する上では、無視できない違いだ。
プログラミング言語におけるパッケージ(関数群)には、他の特定のパッケージがないと正しく動作しないといった依存関係がある。問題を起こさないためには、パッケージの依存関係を適切に管理することが必要になる。
Pythonはパッケージの依存関係を管理する手段として、パッケージ管理ツールの「pip」を使用する。pipはPythonのバージョン3.4以降には標準で付属するものの、それ以前のバージョンには付属しない。こうしたバージョン間の差異が、Pythonを使う開発者にとってフラストレーションの原因になることがある。
Goは複数のパッケージを管理する仕組みである「Goモジュール」(Go module)を使って、パッケージの依存関係を管理する。コマンドラインインタフェース(CLI)を使って、Goモジュールを初期化して利用可能な状態にしたり、必要なパッケージをダウンロードしたり、テストを実行したりすることが可能だ。
Pythonの場合、利用するバージョンによっては、開発者がパッケージ依存関係の管理手法を調査して選定したり、導入・設定をしたりする必要がある。バージョンをまたいだパッケージ依存関係管理の一貫性を重視する開発者には、Goが適する。
第5回は、PythonとGoの並行処理を比較する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...