さまざまなプログラミング言語がある中で、開発者の間で急速に利用が進みつつあるのが「Python」と「Go」だ。開発者は両者の何を評価しているのか。
開発者なら誰でも、完璧なプログラミング言語など存在しないことを知っているはずだ。どのプログラミング言語が適しているのかは、ソフトウェア開発に必要な要素次第で変わる。企業や開発者は、それぞれの長所と短所を慎重に考慮すべきだ。
数あるプログラミング言語の中で、急速に利用を広げているのが「Python」と「Go」(「Golang」とも)だ。その背景には何があるのか。
Pythonは、初めてプログラミング言語を学ぼうとする人にとっての有力な選択肢であり続けている。その主な理由は、明快さと可読性にある。
一般的なプログラミング言語は、繰り返しや分岐といった制御用の構文(文法や書式)に、かっこを使用する。こうしたプログラミング言語では、制御構文が入れ子構造になると、かっこ開きとかっこ閉じの対応が分かりにくくなるなど、ソースコードが複雑化しやすい。
Pythonはかっこの代わりにインデント(字下げのための空白)を用いて、制御構文の入れ子構造を表現する。これはソースコードの見た目の面で、入れ子構造が分かりやすいという利点がある。
Goは、開発元であるGoogleが自社サービスの開発に使用する他、他の企業でも採用が進みつつある。Goの支持者は、開発者に配慮した機能の豊富さやアップデートの頻繁さ、ソースコードのシンプルさなどを称賛している。
PythonとGoは、どちらも汎用(はんよう)性があって、初心者向けのプログラミング言語だという点で似ている。ただし重要な違いが幾つかあることに注意が必要だ。次回以降は、両者の違いを解説する。
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