スマートフォンが破損した際の負担軽減につながるのが、スマートフォンベンダーが用意する延長保証や、サードパーティーが提供する補償サービスだ。これらの必要性は“ある数字”に依存している。その数字とは。
スマートフォンを長く使えるようにするためには、なるべく破損を避けるべきだ――。そう口にするのは簡単だが、破損を起こさずにスマートフォンを使い続けるのは簡単ではない。持ち運びを前提としたスマートフォンは、常に破損のリスクを抱えていると考えた方がよい。破損した「後」に備えることが重要だ。
企業は、スマートフォンが壊れたり、バッテリーをはじめとした部品交換が必要になったりする事態に備える必要がある。スマートフォン購入の際に、Appleの「AppleCare for Enterprise」をはじめとする延長保証や、サードパーティーが提供する補償サービスの契約を検討することが重要だ。
延長保証や補償サービス(以下、補償サービス)は、スマートフォンの修理や交換に掛かる料金の、一部または全部を補償する。中には、企業に特化した技術サポートを提供する補償サービスもある。
スマートフォンを屋内でしか利用しないなど、破損の恐れがそれほどない使い方をする企業にとっては、補償サービスのうまみを得にくい。一般的にはスマートフォン破損率が5%〜7%を下回ると、補償サービスを利用するよりも、自社負担でスマートフォンを修理に出した方がコストを抑えやすくなる。スマートフォンの修理サービスは、スマートフォンベンダーの他、サードパーティーが有償で提供する。
第5回は、OSのアップデートの重要性を考える。
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