ビジネスの俊敏性が問われる中、ERPの「ローコード開発」への期待が高まっている。ローコード開発ツールの利用は企業にどのようなメリットをもたらすのか。
最低限のソースコードを記述する「ローコード開発」ツールを使えば、専門的なコーディングスキルがなくても、さまざまなアプリケーションを自社で構築できる。これは、事前に構築された部品を選択して組み合わせることで、手軽にアプリケーションを開発できるようにするものだ。特に、企業の根幹を支えるERP(統合基幹業務システム)にローコード開発ツールを活用することには、複数のメリットが見込まれる。その主要な「6つのメリット」を簡潔に紹介しよう。
ローコード開発ツールは、業務フローをソースコードで記述するのではなく、視覚的な操作で組み立てることができる。そのため、複雑な工程を可視化して整理でき、シンプルな業務フローの設計につながる。権限設定の追加機能を提供するローコード開発ツールもあり、エンドユーザーの役割に応じて機能や表示を容易に制限できる。こうした特徴を持つERPはエンドユーザーが直感的に操作を習得しやすく、企業でのスムーズな定着を後押しする。
ERPを一から自社で開発する場合と比べて、ローコード開発ツールを使う場合は、外部に開発を委託する費用を削減できる。特にビジネス内容の変更に応じてERPを頻繁に調整する必要がある企業にとって、ローコード開発ツールがもたらす費用面でのメリットは大きい。
大半のローコード開発ツールはカスタマイズ機能を備えている。そのため、各ERPの標準的なワークフローだけではなく、自社のニーズに合ったワークフローも作れる。カスタマイズの例としては以下がある。
ローコード開発ツールは、ITの専門知識がないエンドユーザーでも使いやすいよう、直感的に操作できるユーザーインタフェース(UI)を備えている。業務に精通する現場担当者が、IT部門やベンダーに依頼せず、自らアプリケーションを作ることができるので、現場のニーズをきめ細かく反映できる。
大半のERPは、他のツールと接続するためのコネクター機能を持つ。ローコード開発ツールは、このコネクター機能を複雑なコーディングなしで呼び出すことができるため、エンドユーザーはERPとさまざまなサービスやデータベースを手軽に接続できる。こうした連携の強化によって、部門横断的なERPを構築しやすくなる。
ローコード開発ツールを使うことによって、ワークフローの調整や機能の追加など、ERPに簡単に変更を加えることができるようになる。市場の変化や法改正、社内でのニーズに応じてERPを素早く変更可能になるため、ビジネスの俊敏性(アジリティ)を向上させることができる。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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