2008年05月20日 20時30分 UPDATE
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NEWSiGoogleからも使えるOracle CRM On Demandの最新版

日本オラクルがSaaS型CRMの最新版「Oracle CRM On Demand Release 15」の提供を開始した。コラボレーション機能や分析機能の強化をはじめ、Webポータルへの組み込みやデスクトップガジェットとして利用可能になるなどユニークな進化を遂げた。

[納富友三,TechTargetジャパン]

 日本オラクルは5月20日、SaaS(Software as a Service)型CRM「Oracle CRM On Demand」の最新版、「Oracle CRM On Demand Release 15」の提供を開始し、都内で記者説明会を行った。最新版ではコラボレーション機能、分析機能を強化するとともに、Web 2.0アプリケーションとの連携が可能になった。

 コラボレーション機能としては、日々の営業活動状況をメンバー全員で共有できる「スティッキーノート」や、メッセージング機能「メッセージセンター」を追加している。また、分析機能の強化としては、業績目標の基準となるKPI(key performance indicator)をあらかじめ設定することで、ユーザーそれぞれの達成状況に応じたリポートや今現在行うべき業務を自動的に表示するガイドナビゲーション機能を搭載した。

 Web 2.0アプリケーションとの連携に関してだが、Web上のコンテンツをOracle CRM On DemandのUIに表示したり、Oracle CRM On Demandの一部機能を切り出してiGoogleやMy Yahoo!などのWebポータルに組み込むことができるようになった。Oracle CRM On Demandの一部機能をガジェットとしてPCのデスクトップ上に表示することも可能だ。

画像 iGoogleにOracle CRM On Demandを組み込んだデモ画面《クリックで拡大》
画像 「営業のコミュニケーションを重視した機能強化を行った」と説明する塚越氏

 日本オラクルの製品戦略統括本部、アプリケーションビジネス推進部ディレクターの塚越秀吉氏は、Web 2.0アプリケーションの組み込みやメッセージングの新機能に関して、「ユーザーの要望を実現するための最適な手段。メッセージング機能も顧客情報管理に関するやりとりは別のメッセンジャーを立ち上げるのではなく、CRMアプリケーションで完結したいという声が多かった」(塚越氏)とし、ユーザーの声に応える形で追加したことを説明した。

 Oracle CRM On Demandは2003年のリリース以来、年2回から4回のバージョンアップを実施している。サービスの提供形態は、一般的なSaaS型の提供形態であるマルチテナント型の「シェアード・ポッド」、顧客専用のスペースを設ける「プライベート・ポッド」、ユーザー企業内に構築したサーバ運用をオラクルが行う「@Customer」の3モデル。ただし@Customerモデルに関しては現状日本では提供していない。

画像 Oracle CRM On Demandのサービス提供形態

 Oracle CRM On Demandの対応ブラウザはInternet Explorer 6以上またはFirefox 2.0以上。価格は1ユーザー当たり月額8750円(税抜き)から。

 また、記者説明会ではモバイルでOracle CRM On Demandを利用できる「BusinessMobile for Oracle CRM On Demand」の紹介も行われた。近日中に発表するとして詳細は明かさなかったが、国内ではまずNTTドコモの携帯端末からiアプリを利用してアクセスできるようにする予定。次バージョン以降でau、ソフトバンクモバイル端末に対応し、将来的にはWindows Mobile対応も視野に入れているという。

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