ソフトウェアラインセンスとテンプレート、導入サービス、サーバなどをセットにしたOracle Accelerateソリューションが拡充。IFRSに対応した短期導入のソリューションも用意する。
日本オラクルは6月3日、中堅企業向けの業務アプリケーション短期導入ソリューション「Oracle Accelerate」に9種のソリューションを新たに追加したと発表した。対応する業務アプリケーションも従来から3製品増やした。検証済みのソリューションを提供することで、中堅企業の業務アプリケーション導入の加速を目指す。
Oracle Accelerateは2007年10月から提供しているソリューションで、オラクルの業務アプリケーションのソフトウェアライセンスと、導入のためのテンプレート、導入サービス、最適化されたサーバで構成する。オラクルのパートナー企業が業種や業務に特化したソリューションを開発、提供している。オラクルによるとOracle Accelerateソリューションを使うことで、企業は業務アプリケーションの導入期間を従来の3分の2に短縮できるという。
Oracle Accelerateに追加されたソリューションの1つは、経営管理アプリケーション「Oracle Hyperion Financial Management」をベースに開発された「Hyperion Starter Kit」(アクセンチュア開発)。現場の既存業務プロセスへの影響を抑えた形で、Oracle Hyperion Financial Managementを導入でき、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)にも対応した連結会計のシステム基盤を短期間で整備できるという。
Hyperionでは、「Oracle Hyperion Planning」を使った「b-PCM」(東洋ビジネスエンジニアリング開発)も新たに提供する。製造業向けの予算管理、収益・原価管理テンプレートだ。さらに「PeopleSoft Enterprise HCM」の導入で必要となる人事給与の業務フローや設定項目をあらかじめ設定した「OGIS人事コア業務テンプレート」(オージス総研開発 )も用意した。各ソリューションの価格は3000万円から(サーバは最小構成)。そのほかに追加されたのは自動車/自動車部品製造業種向けや建設/エンジニアリング業界向けのソリューションなど。
今回のソリューション追加で、Oracle Accelerateに対応する業務アプリケーションは、Oracle E-Business Suite、JD Edwards EnterpriseOne、Hyperion Financial Management、Hyperion Planning、PeopleSoft Enterpriseの5製品となった。ソリューションは9種が追加され、合計47種。
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