2011年06月13日 09時00分 UPDATE
特集/連載

モバイル端末の多様化で必要となったMDMソリューション(後編)セキュリティ対策だけではない、モバイルデバイス管理製品の機能

モバイルデバイスの管理には、さまざまな問題と課題がある。MDMソリューションは、セキュリティ対策だけでなくこうした問題の解決にも役立つ。

[Michael Finneran,TechTarget]

 前編「モバイルデバイス管理が必要なのは大企業? 小規模企業?」では、モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションの必要性と、これを導入すべき企業について解説した。後編では、各社のモバイルデバイスの何を管理すべきなのか、どのようなセキュリティ対策が必要なのかをあらためて検討する。

MDMがはらむさまざまな問題

 何といっても、モバイルセキュリティにはさまざまな問題や脆弱性が存在することを認識する必要がある。通常は、機密データが保存されている端末の紛失や盗難、またはその端末を所有するユーザーの退職に伴い、データのコントロールが失われることが最大の懸念事項になるが、送信中のデータや連絡先情報の保護、アプリケーションの侵害、ウイルスやマルウェア感染の可能性に関する問題もある。

 端末上のデータの保護対策として重要な要素は、モバイル端末ポリシーの適用とリモートワイプだ。ポリシーの適用により、強力なパスワードによる保護や端末上のデータの暗号化などを義務付けることができる。一方、リモートワイプは、端末の紛失や盗難時、または個人の端末を使用していた社員が退職するときに利用できる。このようなコア機能はBlackBerry BES環境に存在していたもので、現在のMDMシステムの標準になっている。

 端末上のデータだけでなく、送信中のデータを保護する必要もある。これもBES環境では標準で実装されている機能であり、通常はMDMソフトウェアにも組み込まれている。送信中のデータのセキュリティが最大の懸念事項である場合は、米Good Technologyや米NetMotion WirelessのMobility XEなどの製品が要件にかなうかもしれない。

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