2013年01月30日 08時00分 UPDATE
特集/連載

電子カルテ一体型やスマートフォン対応まで【製品動向】連携機能が拡充している診療所向けPACS

電子カルテ連携やモバイル端末対応など、診療所向けPACSが提供する機能が拡充している。診療所向けPACS関連製品の動向を紹介する。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

 医療の高度化やモダリティの性能向上によって、画像検査の件数や検査画像の枚数が増加している。診療所でも従来のフィルム出力から画像のデジタル化、一元管理を可能にする医用画像管理システム(PACS)に移行するケースが増えているという。本稿では、診療所向けPACS製品の主流であるCRワークステーションを中心に関連製品の動向を紹介する。

電子カルテ機能の搭載/連携するPACS

 PACSは、電子カルテと連動することで医療機関の診療行為をさらに効率的にする(関連記事:電子カルテは周辺システムとの連動でもっと便利になる)。PACS提供ベンダー各社は、電子カルテと一体型システムや電子カルテとの連動機能を持つ製品を発表している。

電子カルテとPACSを一体化 「Medicom-HRII Plissimo」

photo Medicom-HRII Plissimo

 「Medicom-HRII Plissimo」は、パナソニック ヘルスケアが提供する電子カルテ「Medicom-HRII」と医用画像管理システム(PACS)「Plissimo」を一体化したクライアント/サーバ型システム。電子カルテ画面から直接DICOM画像データを呼び出したり、PACSのDICOM情報をカルテに自動的に記載するなど、データ連携を容易にする。また、電子カルテとPACSの本体やマウス、キーボードなどが1台で済むため、省スペース化が図れる。

SaaS型電子カルテ機能を搭載するPACS「Unitea α」

photo Unitea α

 コニカミノルタエムジーは2013年1月、「Unitea α」を発表。Unitea αは、SaaS型(Software as a Service)電子カルテを搭載する医療用画像ワークステーション。CR/DRコンソール機能、ビュワーとファイリングなどのPACS機能に電子カルテ機能を追加し、全ての診療データを一元管理できる。各種モダリティの画像やデジタルカメラ、スキャナの画像も取り込むことができる。X線画像撮影時には、撮影画像を画面に表示すると同時にカルテにも自動的に反映され、カルテの作成を効率化。電子カルテ機能をSaaSで提供するため、導入コストも軽減できる。

電子カルテ連動型PACS「C@RNACORE」

photo C@RNACORE

 富士フイルムの電子カルテ連動型ワークステーション「C@RNACORE」は、連携モジュールソフトを介して、パナソニック ヘルスケアのレセコン一体型電子カルテ「Medicom-HR II」と連動する。C@RNACOREサーバで管理する内視鏡や超音波、心電図などの画像データを電子カルテに取り込むことができる。また、オンライン予約システム「C@RNA Connect」によって、病院/診療所間の連携を支援する。

心電図や汎用ファイルを管理する統合アーカイブシステムへ

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news026.jpg

2016「今年の○○」、“ほぼほぼ”納得のいく調査データまとめ
「2016年の○○」「今年の××」といったまとめ系調査が数多くリリースされる季節になり...

news106.jpg

コムニコ、企業やブランドのSNSアカウントに特化した投稿検索・分析ツールを提供
コムニコは、企業やブランドのSNSアカウントに特化した投稿検索・分析ツール「POST365」...

news025.jpg

博報堂とCCCマーケティング、Tカード会員1200万人分の実購買データに基づくリサーチパネル活用で協業
CCCマーケティング、博報堂、博報堂子会社の東京サーベイ・リサーチは業務提携を行い、T...