フィルムレス化を促進する医用画像管理システム(PACS)ドクターに贈る医療IT用語解説(2)

遠隔診断などにも活用できる医用画像管理システム(PACS)。診療報酬の改定を追い風として、現在その導入が増えている。医療のIT用語を解説する連載の第2回はPACSを取り上げる。

2011年05月23日 08時00分 公開
[八上全弘,京都大学医学部附属病院 放射線診断科]

 2008年の診療報酬改定で新設された「電子画像管理加算」。医療機関のフィルムレス化を推進するきっかけとなり、電子化された画像データを管理するPACSの普及が進んでいる。本稿では、自ら画像ビュワーなどの開発を手掛けている八上全弘氏が、PACSの定義やその導入メリット、今後のシステム像などを紹介する(編集部)。

PACSの定義

 PACSとは「Picture Archiving and Communication System」の略で、CTやMRI、レントゲンなどの各種画像診断用の撮像装置(モダリティー)で撮影された画像を電子化してデータベースに保存し、必要なときに参照できるように管理するシステムを指す。

PACS導入の必要性

 医療の高度化や撮像装置の性能向上によって、画像検査の件数や検査ごとの画像枚数が増加している。フィルムを用いていると、その保管スペースと運搬、管理などの手間が膨大なものになってしまう。その解決策として、以前から医用画像の電子化が切望されてきたが、コンピュータの性能やネットワーク速度の向上などITの進化によってようやく実現し、急速に普及している。

ITmedia マーケティング新着記事

news172.png

WACULが「AIアナリストSEO」を大幅刷新 コンテンツ作成×外部対策×内部対策×CVR改善をワンストップで支援
月額30万円でAI技術を活用したコンテンツ制作、約4万サイトの支援データ、熟練コンサルタ...

news150.jpg

SFAツール「Kairos3 Sales」にモバイルアプリ版 訪問営業の生産性向上へ
モバイルアプリ上で、リアルタイムで営業活動の確認・記録が可能になる。

news026.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年7月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。