介護・福祉施設の利用者の健康状態や介護状況をタブレットで記録・参照できるWebサービスを発表した。介護の現場におけるデータ入力の負荷軽減やリアルタイムな情報共有などが可能。
ワイズマンは7月10日、介護・福祉施設向けケア記録支援サービス「すぐろく Tablet」を9月から販売すると発表した(関連記事:医療/介護の情報連携に強みを持つ「電子カルテシステムER」)。
ワイズマンによると、介護の現場ではケアの質を高めるためにケア記録を電子化し、情報共有などに活用したいというニーズはあるが、各担当者のPCスキルにばらつきがあったり、現場で入力端末を持ち歩くことが難しいなどの高いハードルがあったという。
すぐろく Tabletでは、機能性に優れたタブレット端末を使うことで、利用者の健康状態や介護状況の記録・参照などを介護の現場で簡単に行うことができる。利用者の時間割入力や、個人、異なる利用者の同一項目、複数利用者の一括記録などの入力支援機能を備えている。また、利用者のバイタルチェックや食事摂取量、排せつ、レクリエーションの実施など多職種が関わる介護の実施状況をその場で把握できる。過去の記録などをすぐに確認できるため、サービスの実施忘れ防止にも有効だという。
その他、タブレットとPCとのデータ連携も可能。これまで手書きで記録していた内容をPCや記録紙に転記する手間が省けるため、業務の効率化につながる。また、同社の介護記録システム「ケア記録オプション」と連動することで、介護職員間での情報共有が可能になるという。
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