「iPad Air」との価格差は?
購入のネックは価格だけ――「Surface Pro 3」が高いと思う人に贈る3つの視点
タブレットを評価する場合、ノートPCのようなフォームファクターと米Intelのアーキテクチャを兼ね備えた米Microsoftの「Surface Pro 3」が魅力的に思えるかもしれない。だが、その価格も考慮する必要があるだろう。
米Microsoftの「Surface Pro 3」は、同社がモバイルデバイス市場で地盤を拡大するためにリリースした最新デバイスである。
Surface Pro 3は、他のタブレットに無い幾つかのユニークな機能を備えている。具体的には、キックスタンドやタイプカバーキーボード、ネイティブデスクトップアプリケーションの実行機能などだ。ただし、Microsoftはモバイルに関して出遅れている上に市場でのけん引力もない。そのため、企業のIT部門の購買担当者をはじめとする多くの購買担当者はSurface Pro 3の導入をためらっている。また、Surface Pro 3の価格が高いことも一部の担当者にとっては導入の壁になっている。
タブレットの導入を検討していてSurface Pro 3を評価する場合には、以下の3つの質問に対する回答が良い足掛かりとなるだろう。
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1.Microsoftがターゲットにする顧客は誰か
Microsoftは、Surface Pro 3の外観を意識的にノートPCに近づけた。Surface Pro 3は、米Intelのプロセッサを搭載し、USB端子とイーサネット端子を備えている。こうした機能に加え、Surface Pro 3は企業のITインフラに統合することができる。このことから、Microsoftは企業の購買担当者をめぐって米Appleの「iPad」と争うことが見て取れる。
2.Surface Pro 3でお勧めのポイントとマイナスのポイントは何か
Surface Pro 3はPCの機能をタブレットというフォームファクターに組み込んでいる。そのため、移動が多く高い生産性が必要な社員にとって優れた選択肢になる。12インチのディスプレー、キックスタンド、タイプカバーキーボードによって、複雑な作業も難なくこなすことができる。ただし、その分掛かるコストも高い。Surface Pro 3の最低価格(64Gバイトモデル)は799ドルで、Appleの「iPad Air」の最安モデルより300ドル高い。ハイエンド構成(256Gバイト、Intel Core i5モデル)のSurface Pro 3の価格は、別売りのタイプカバーの価格を含めると1400ドルを超える(※)。
※ 日本円では、Surface Pro 3の最低価格(128Gバイトモデル)が11万1800円(Microsoft Storeの税別価格)、iPad Airの最低価格(16Gバイト、WiFiモデル)が4万8800円(税別)で、Surface Pro 3の方が6万3000円高い。ハイエンド構成のSurface Pro 3の価格(256Gバイトモデル、Intel Core i5モデル)は13万9800円(税別)、Intel Core i7搭載モデルの最低価格(256Gバイトモデル)は16万4800円(税別)、タイプカバーは1万2980円(税別)。
3.Windows RTはどうなっているのか
Surface Pro 3は、最新の「Windows 8.1」を搭載している。「Windows RT」が最後に搭載されたのはMicrosoftが2013年の秋にリリースした「Surface 2」だ。Windows RTは、ARMプロセッサ上で実行するスケールダウンしたWindowsだ。Surface Pro 3を2014年6月(日本の発売時期は7月)にリリースしたときに「Surface 3」をリリースしなかったことから、Windows RTの未来に関する臆測を呼んだ。MicrosoftがAppleの「iPad mini」に対抗してWindows RTを搭載した「Surface Mini」をリリースするといううわさもある。だが、Microsoftから正式なコメントは出されていない。
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