「タブレット40台を全校共有」は現実的? つくば市・柏市が教育IT化で議論「New Education Expo 2015」リポート(1/2 ページ)

教育機関のIT活用に先駆的に取り組んできた茨城県つくば市と千葉県柏市。両市でIT活用を推進する担当者が、教育ITの課題について議論した。その内容を紹介する。

2015年06月25日 08時00分 公開
[鳥越武史TechTargetジャパン]
写真 左からつくば市教育局総合教育研究所の毛利氏、柏市教育の情報化推進委員会の西田氏、モデレーターを務めた東北学院大学教養学部人間科学科 准教授の稲垣 忠氏

 茨城県つくば市と千葉県柏市は、それぞれ1977年、1986年から教育機関でのIT活用に取り組んできた先駆的な自治体だ。タブレットをはじめとする新たなIT製品・技術の活用にも積極的に挑んでおり、両市の取り組みに注目する教育関係者は少なくない。

 内田洋行が主催する教育関係者向け年次イベント「New Education Expo 2015」では、つくば市教育局総合教育研究所 副所長の毛利 靖氏と柏市教育の情報化推進委員会 委員長の西田光昭氏が、IT活用の課題について議論した(写真)。本稿では、その中から興味深い話題をピックアップして紹介する。

「タブレット40台を全校で共有」は成り立つのか

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