注目度“高”のハイパーコンバージド市場、VMwareの「EVO:RAIL」に勝算は?後発のVMwareが苦戦している理由

VMwareが「EVO:RAIL」と「EVO:RACK」でハイパーコンバージドインフラ市場に参入する。問題は競合製品との差別化だ。VMwareの参入はVDIを導入する企業にとって何を意味するのか。

2015年08月12日 15時00分 公開
[Eddie LockhartTechTarget]

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米EMCが2015年2月に発表したハイパーコンバージドインフラ「VSPEX BLUE」《クリックで拡大》

 米VMwareのハイパーコンバージド(超垂直統合型)インフラストラクチャアプライアンス「EVO:RAIL」と「EVO:RACK」は、VDI(仮想デスクトップ基盤)を念頭に設計された製品だ。既存の環境に追加するだけで、すぐにVDI環境を実現できる。ただし、これらのVMware製品には顧客の採用を妨げかねない問題点も幾つかある。

 ハイパーコンバージドインフラはそのシンプルさから、急速に人気を高めている。すぐに導入でき、既存のインフラとの連係も可能で、スケーリングも容易だ。米Nutanix、米SimpliVity、米Scale Computingなどは早くからこの分野に進出し、今では市場のトップに立っている。VMwareは2014年8月、EVO:RAILでハイパーコンバージドインフラ市場に参入。2015年にはEVO:RACKを投入し、製品ラインアップを拡充する方針だ。

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