便利なはずの「無線LAN」が学校を苦しめるこれだけの理由失敗しない「学校IT製品」の選び方:マネージド無線LANサービス編【前編】(1/2 ページ)

教育機関のIT活用を下支えする無線LANは、利便性が高い半面、課題も少なくない。無線LANの導入や運用で、教育機関が見落としがちな課題を整理する。

2015年11月25日 08時00分 公開
[武田一城日立ソリューションズ]

関連キーワード

無線LAN | 教育 | 教育IT


 2015年の現在、企業をはじめとする組織のIT活用は、本格的な「クラウドコンピューティングの時代」に突入したといっても過言ではない。教育機関であっても、その状況は変わらない。ただし、教育機関がクラウドのメリットを享受するために、絶対的に必要なものがある。それはネットワークの整備だ。

 クラウドサービスを利用する端末に目を向けると、教育機関で導入が検討されている端末のほとんどはクライアントPCではなくタブレットである。タブレットのほとんどは有線LANの接続端子を装備しておらず、無線ネットワークの利用が前提となっている。こうした状況を考慮すると、教育機関のネットワーク化には必然的に無線LANが必須となることが分かる。

 家庭や個人で無線LANを利用する際は、それほど考慮することはない。だが教育機関のように、特定の場所で多くの人が無線LANを利用する場合、無線LAN特有のさまざまな問題が発生する。

避けられない無線LAN導入のリスク

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...