2015年12月14日 08時00分 UPDATE
特集/連載

「Pivotal ジャパン サミット 2015」リポートヤフー、“開発効率10倍”を目標にPaaS利用に本腰 (1/2)

今、開発効率の向上は企業にとって大きな関心だ。ヤフーはそのためにPaaS利用に乗り出す。Pivotalジャパンが2015年12月に開催した「Pivotalジャパンサミット 2015」の講演から狙いを探る。

[岡崎勝己,著]

迅速なサービス提供を目指すが故の開発面での課題

 検索サービスの提供を通じ、日本のインターネット黎明期からインターネットの普及拡大のけん引役を担ってきたヤフー。同社はユーザーの裾野の広がりをいち早く捉え、サービスの多様化を積極的に進めてきた。その事業領域は今や、検索と連動した各種の広告配信やオークションなどのeコマース、クレジットカードをはじめとした決済事業など多岐にわたる。

 そんな同社の事業基盤に、多様なサービスを提供するITインフラがある。ネットサービスは参入障壁が低く、競合他社との競争に勝ち抜くにはレスポンスをはじめとする利便性の向上や、アイデアのいち早い事業化などが鍵を握る。そこで同社は創業以来、プログラミング言語やフレームワークをはじめとしたIT技術の見直し、開発プロセスの改善に継続的に取り組んできた。検索エンジンやフラットデータベース(メモリベースの高速なデータベース)、プロセス間通信技術、パッケージ管理などは、独自技術を駆使して自分たちの開発スタイルに合うように開発・運用してきたものだ。開発手法においても、PDCAを頻繁に回す一般向けサービスではアジャイル型、決済や課金などテストをしっかり行う必要のあるB2B向けサービスはウォーターフォール型と、サービスやプロダクトに合わせて変えている。

       1|2 次のページへ

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news015.jpg

「ポケモンGO」で日本人のライフスタイルは(いきなり)変わったか?
梅雨が明け、土用丑の日に甲子園と、いよいよ夏本番。そして今、熱い夏をもっとホットに...

news094.jpg

GMO TECH、スマーフォン用動画広告作成プラットフォームを提供開始
GMO TECHはShakr Mediaと提携し、スマートフォンアプリのPR動画広告の作成に特化したPR動...

news110.jpg

野村総合研究所、デジタル領域に特化した新会社「NRIデジタル」を設立
野村総合研究所は、デジタルビジネスを専門とする「NRIデジタル」をを2016年8月1日付で設...