2015年12月22日 08時00分 UPDATE
特集/連載

マクロで捉える OpenStackソリューション選定【第1回】“マルバツ表”だけでは分からない、OpenStackディストリビューション選びのコツ (1/2)

OpenStackディストリビューションを選ぶ際、ベンダーが提示する“マルバツ表”の丸の数だけで評価するのは危険だ。では何で選ぶのか。

[真壁 徹,日本OpenStackユーザー会]

 オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアである「OpenStack」への注目がますます高まっている。2015年10月にはその世界的な開発者会議「OpenStack Summit」が東京で開催され、日本でも盛り上がりに拍車が掛かっている印象だ。

 しかし、歴史の浅い市場ということもあり、その実態はいまだよく理解されていない。華々しい先行ユーザー事例の一方で、TechTargetジャパンの主たる読者層であるユーザー企業のIT部門には十分な情報が届いていない。そして残念ながら、誤解も多い。

 そこで、当連載はエンタープライズ、中でもベンダーの協力を得てOpenStack環境を構築しようと検討しているユーザー企業を対象に、「どのような観点でベンダーを選定し、協力関係を作り上げ、活用するか」をテーマに、実践的な情報をお伝えしたい。主な対象は、OpenStackそのものを提供するディストリビューションやアプライアンスである。

 なお、筆者は4年ほどOpenStackのコミュニティー、ビジネスに携わった後、この秋にOpenStackビジネスの最前線から離れたばかりである。個人としてユーザー、コミュニティーの一員となったわけだが、生きた情報を客観的にお伝えできるタイミング、立場にあると考えている。この記事がユーザーのより深い理解とOpenStackの健全な市場形成につながることを願っている。

マルバツ表、という文化の終わり

       1|2 次のページへ

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news115.jpg

Salesforce.comが人工知能を活用したECプラットフォームを提供開始
Salesforce.comは「Salesforce Commerce Cloud」を提供することを発表した。Commerce Clo...

news148.jpg

Supership、独自データと位置情報を掛け合わせたオーディエンス広告配信を提供開始
Supershipは2016年9月29日、位置情報に基づいた効果的な広告配信を実現する「Supership G...

news139.jpg

「F.O.X」で計測したデータを「TREASURE DMP」内で分析可能に
CyberZとトレジャーデータは連携し、スマートフォン広告向けソリューションツール「Force...