サーバレス運用を実現――「AWS Lambda」「Azure Functions」を比較するクラウドで発生する手間を自動化で削減

クラウドを利用するにも、プロビジョニングといった手間やコストが発生する。だが、システムが自動でそれを実行できるとしたら、手間が大幅に下がる。ではどのように自動化すればいいのだろう。

2016年09月08日 15時00分 公開
[Kurt MarkoTechTarget]
Azure Functionsの公式Webページ《クリックで拡大》

 Amazon Web Servicesの「Amazon Web Services」(AWS)やMicrosoftの「Microsoft Azure」といったクラウドサービスには各種のメリットがあるが、こうしたサービスは依然としてオーバーヘッドを伴う。仮想サーバであれ、オブジェクトストレージバケットであれ、SQLデータベースであれ、使用する前にまずリソースを最適に提供する「プロビジョニング」をする必要がある。こうした必須とみられる要件が、クラウドを利用するためのコストや時間、手間を確実に増大させる。

 だがシステムが自動的にサービスをプロビジョニングし、別のアプリケーションからの通信といった各種のイベントに反応してジョブを実行できるとしたらどうだろう。これが「サーバレスアプリケーション」の背後にある考え方だ。サーバレスアプリケーションは「クラウドファンクション」とも呼ばれる。本稿では、2つのサーバレスコンピュ―ティングサービスであるAmazon Web Servicesの「AWS Lambda」とMicrosoftの「Azure Functions」について比較しながら確認する。

トリガーと対応言語

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...

news141.jpg

2度あることは3度あった GoogleのサードパーティーCookie廃止再延期にアドテク各社がコメント
Googleは2024年末までに完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCo...

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...