いま家庭で最も普及しているロボットの1つといえば「ルンバ」だろう。そのベンダーであるiRobotがスマートホームへの進出を図るために最先端の技術を利用している。
現代のスマートホームには不都合な現実がある。インテリジェントデバイスは、確かに住人の時間や手作業の労力、そしてコストを節約するかもしれないが、それを実現するためには情報処理の専門教育に相当する技術スキルを必要とする。iRobotの技術担当副社長を務めるクリス・ジョーンズ氏も同じ意見だ。
「スマートホームの課題として、そうした使い勝手や利便性を実現するためには基本的に、個人ユーザーがその家に設置した多数のセンサーやデバイスをプログラミングする必要がある。それは平均的な個人ユーザーがやりたいと思う範囲を越えている」(ジョーンズ氏)。
iRobotは個人向け市場の主力製品「ルンバ」によって、その障壁の解消を目指している。ロボット掃除機のルンバは、2002年の登場以来、多くの変革を遂げてきた。無線LAN接続、センサー、自律演算処理といった現代の“ロボット”に必要な機能は、全て床清掃の効率を高めるために使う。だがジョーンズ氏によると、そうした機能のおかげで単純なマシンが自律型モバイルセンサープラットフォームへと姿を変え、スマートホームの潜在的な指揮官になる立場に立つという、クラウドロボット工学の応用例を示している。
【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...
「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...
「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...