正統派2-in-1の頂上決戦
徹底比較: 2017年モデルの「12.9インチiPad Pro」vs.「Surface Pro」、決め手は“どっちのOSが好きか”?(1/3 ページ)
Microsoftの「Surface Pro」とAppleの「iPad Pro」の違いを際立たせているのはソフトウェアであり、OSだ。どちらが自分のニーズにマッチしているか、決め手となる要素を本稿で見つけてほしい。
AppleもMicrosoftも、オプションのハードウェアキーボードを装着することで2-in-1デバイス(ノートPCとしてもタブレットとしても使えるデバイス)に変身するタブレットを提供している。Microsoftの2017年モデル「Surface Pro」と、同じく2017年発売のAppleの第2世代「12.9インチiPad Pro」は、デザインが大きく異なる。だが、この2つのデバイスの違いを本当に際立たせているのはソフトウェアだ。
最初に誤解のないように述べておくと、最新Surface Proも第2世代12.9インチiPad Proも、他方を大きく上回っているわけではない。だが、それぞれに適したユーザー層がある。自身にとってどちらが適切かを判断するには、本稿をご覧いただきたい。
構造とデザイン
12.9インチiPad Proの方が大型のディスプレイを採用しているが、本体はそれほど大きいわけではない。そのサイズは305.7×220.6×6.9ミリで、対するSurface Proは292×201×8.5ミリとなっている。つまり、12.9インチiPad Proの方がSurface Proより大きいが、その差は縦横それぞれ20ミリ未満だ。最軽量モデルで比較すると、Surface Proの重量は約768グラムで、12.9インチiPad Pro(677グラム)と比べてほんの90グラム重い。
どちらもタブレットとしてはかさばるデバイスであることは変わらない。だがノートPCの代わりとしては、装着型キーボードを装着したとしても非常にスリムで軽いデバイスといえる。
装着型キーボードについては、Surface ProはMicrosoftのカバー一体形キーボード「Surface Pro Signature Type Cover 」を装着した状態で4.9ミリ厚みが増し、310グラム重くなる。12.9インチiPadにAppleの「Smart Keyboard」を装着した状態では、約7.6ミリ厚くなり、約340グラム重量が増す。Surface Pro用に提供されているサードパーティー製装着型キーボードはBrydge Technologiesの「Brydge 12.3」ぐらいだ。一方、12.9インチiPad Proユーザーの場合はLogitechの「Slim Combo」、Brydgeの「Brydge 12.9」、ZAGGの「Slim Book」も選べる。
Surface Proには明確な長所といえる機能としてキックスタンドが備わっている。そのため、あらゆる角度で簡単に本体を立てかけることができる。12.9インチiPad Pro用の拡張ケースや装着型キーボードでも、大抵の場合、似たようなことはできるが、組み込み機能には敵わない。ただし代償もある。このキックスタンドを搭載したことが原因で、Surface Proは12.9インチiPad Proと比べてあまり小型化されていない。
ディスプレイ
iPad Proには12.9型のディスプレイ、Surface Proには12.3型のディスプレイがそれぞれ搭載されている。この2つのデバイスを横に並べて置くと、その差は非常に顕著に表れる。
その一因はアスペクト比の違いだ。12.9インチiPad Proは正方形に近い4:3の比率を採用している。一方Surface Proは細長い3:2の比率になっている。
Surface Proのディスプレイ解像度は2736×1824ピクセルで、12.9インチiPad Proは2732×2048ピクセルとなる。両デバイスのピクセル密度はそれぞれ267ppiと264ppiとなり、ほぼ同じだ。12.9インチiPad Proの方が、ピクセル数が多い分、画面領域に余裕が生まれる。
Appleの「iOS」では原則としてマウスやトラックパッドが利用できない。当然だが、Microsoftの「Windows」では利用できる。つまり12.9インチiPad Proユーザーは、装着型キーボードでタイピングする際には、今以上にディスプレイをタッチ操作することに慣れる必要があるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
市場調査・トレンド
[AvePoint Japan株式会社] SCS評価制度の死角は“SaaSの中” クラウド標準機能では届かない領域とは? -
製品資料
[デジタルサーカス株式会社] 5分で分かる、「オープンソースCMS」比較ガイド -
製品資料
[デジタルサーカス株式会社] 1つのアプリを各国で運用 多言語モバイルアプリを簡単に開発・導入できる方法 -
製品資料
[ニュータニックス・ジャパン合同会社] 複雑化するKubernetes運用、VMとコンテナの二重管理を解消する方法は? -
市場調査・トレンド
[アルプス システム インテグレーション株式会社] 急増する高度なフィッシング詐欺 先回りしてブロックするには何が必要?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「AIの粗悪レポート」で悲鳴 IntelやGoogleがバグ報奨金を止めた理由
-
2
シャトレーゼを悩ませる偽メール 混乱なしでBIMI導入とDMARC強化を実現した方法
-
3
障害対応に「余裕なし」が9割超 運用担当316人調査で見えた「運用赤字」
-
4
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
5
「年1回の外部診断」が限界に 大手小売が脆弱性管理を内製化・一元化した方法
-
6
PHP2Shellの「事前の情報流出」でパニックに パッチ公開を巡る“混乱劇”
-
7
なぜ人はいるのにDXが進まない? ライオンも直面した“老害”レガシーシステム
-
8
パーソルHDが「SAP」で会計システム刷新 巨大グループの混乱をどう防いだ?
-
9
PHPはそもそも必要か? 脆弱性で問われる自社サイト安全性と保守負担のバランス
-
10
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
5
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
6
「EDR」選定ガイド:比較・検討フェーズで整理すべきポイントを解説
-
7
10G回線の真価をフルに享受するには? 導入前にチェックしたいポイント
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
MDMだけでは防げない? Appleデバイスに潜む5つのセキュリティギャップ
-
10
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー