プログラミング言語および開発・実行環境の「Java」は、GoogleのスマートフォンOS「Android」やエッジ(データの発生源)デバイス、IoT(モノのインターネット)用のアプリケーション開発などに広く利用されている。(続きはページの末尾にあります)
メインフレームで稼働する「COBOL」のプログラムを「Java」に移行する際、生成AIの活用が効果的だとIBMは説明する。具体的にはどういったツールを使うことになるのか。事例と共に紹介する。
2023年1月、Oracleは「Java SE」のライセンス体系を変更することを発表した。これによって、一部の企業で従来よりも多くのライセンス料が発生することをGartnerは懸念している。どの程度変わるのか。
「Java」をこれからでも学びたくなる理由は、以前よりも習得しやすくなったことにあるという。どのようにやさしくなったのか。
「Java」を使い続けたくなる理由として、プログラム開発を支える手段が充実していることがある。リレーショナルデータベースを使ったJavaプログラムの開発に活躍する「Hibernate」は、こうした手段の代表例だ。
「Java」はもう古いし、注目すべきことなど何もない――そう考えているのであれば、認識を改めるべきだ。実はJavaには“わくわく”することが絶えず生まれている。古くて新しいJava。その魅力を探る。
他のプログラミング言語と混同しやすい「Java」の文法上の特徴とは何なのか。Javaでのプログラミングを学ぶと気付く、Javaの意外な“素顔”とは。
IT業界には「Java」に対する誤解が幾つかある。かつて「Javaでは難しい」と見なされていたことや、他のプログラミング言語との違いを紹介する。
開発者の中には「Java」の機能や文法を誤解している人がいる。Javaでアプリケーション開発をすると気付く、Javaの“真実の実力”を取り上げる。
「Java 17」で利用可能な機能の中には、アプリケーション開発を支援するさまざまな機能がある。例外処理、switch文、継承に関する機能を解説する。
JavaのLTS(長期サポート版)「Java 17」には、どのような機能があるのか。注目すべき機能のうち「Recordクラス」「テキストブロック」を取り上げる。
Javaはプログラミング言語「C++」に似た使用感の、オブジェクト指向のプログラミング言語だ。Javaを使えば、1台のPCで実行するアプリケーションだけではなく、ネットワーク内の複数のサーバとクライアントデバイスでデータを分散処理するアプリケーションも開発できる。Webページの構成要素となる小さなアプリケーション「アプレット」の開発にも使用可能だ。
主にJavaには、以下の5つの特徴がある。
Javaは実行環境として「Java仮想マシン」(JVM)を利用する。JVMは、Javaソースコードを「バイトコード」という中間プログラムに変換する。バイトコードは、JVMをインストールしたインフラであれば、サーバとクライアントデバイスを問わず実行可能だ。JVMは、バイトコードをインストール先のOSで実行可能なプログラムに変換する。
プログラミング言語「COBOL」やC++はJavaとは違い、ソースコードをOS固有のバイナリファイルに変換する。そのためMicrosoftのクライアントOS「Windows」を搭載するPC向けに開発したプログラムは、Appleのクライアントデバイス「Mac」や、オープンソースOS「Linux」搭載のサーバ、IBM製メインフレームでは基本的に実行できない。
オブジェクト指向プログラミングとは、プログラムを「オブジェクト」という小さな単位に分割し、オブジェクト同士の関係を定義しながら開発を進める手法だ。Javaはオブジェクト指向プログラミングのためのプログラミング言語として構築されている。
同じオブジェクト指向プログラミング言語であるC++とは違い、Javaでは、メモリのアドレスを直接指定する「ポインタ」によるデータの操作はできない。ポインタによるデータ操作は、しばしばプログラムがクラッシュする原因になる。
Javaのバイトコードは、人は容易に判読できない。Javaにはプログラムをサンドボックス(隔離環境)内で実行する仕組みがあり、プログラムの意図しない変更を防ぐ。こうした工夫により、Javaはプログラムの安全性を確保している。
C++に似た構文を持つJavaは、特にプログラミング言語「C」の知識がある開発者にとって、比較的習得が容易だ。
Javaと名前がよく似たプログラミング言語に、スクリプト言語の「JavaScript」がある。JavaとJavaScriptに関連性があるというのはよくある誤解だ。JavaとJavaScriptの構文は似ているものの、適した用途や動作環境が異なる。