Microsoft、Cisco、IBMなどが対応製品を投入しつつある「ユニファイドコミュニケーション」。大手調査会社や専門誌によるこの言葉の定義を確認しておこう。
TechTargetで最近、約500人の読者を対象に調査を行ったところ、回答者の81.2%がユニファイドコミュニケーション(UC)についてもっと学習する必要があると答えた。UCの定義をめぐっては業界専門家の間でも意見が一致していないことを考えれば、UCとは何か、そしてそれが自社にどのようなメリットをもたらすのかよく分からないという人が多いのも当然だといえる。
要約すると、UCとはユニファイドメッセージング、コラボレーション、対話システム、リアルタイム/ニアリアルタイムコミュニケーション、トランザクション型アプリケーションなどさまざまなコミュニケーションシステム/モデルを包括したものだ。
TheInfoProでネットワーキング/情報セキュリティ担当の業務執行ディレクターを務めるビル・トラッセル氏の説明によると、UCはユニファイドメッセージング(UM)よりも広く定義されており、ボイスメールだけでなく、データコミュニケーション(電子メール、インスタントメッセージングなど)やコラボレーション技術(Web会議など)、そしてIP(Internet Protocol)PBXソリューションなどに組み込まれている高度な音声通話/データ通信機能も含まれるという。
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