2010年09月28日 07時30分 公開
特集/連載

中堅企業でIT戦略の結果を出すには中堅企業のCIOが結果を出すためのIT管理戦略とは?

中堅企業のCIOは大企業のCIOに比べ、IT管理戦略をコントロールして自らの運命を決められるチャンスが大きい。まずは会社の目標を見極めることだ。

[John Weathington,TechTarget]

 デキるCIOとは結果を出せる管理職であり、そのIT管理戦略は会社の目標に沿っている。一方、あまり出来の良くないCIO(残念ながらこちらの方が一般的だ)は自分のやり方に固執して目標には一貫性がなく、過剰なプロセスのために負担が重くなったり、IT部門と事業部門との対立を招いたりすることもある。

 中堅企業のCIOは大企業のCIOに比べ、IT管理戦略をコントロールして自らの運命を決められるチャンスが大きい。一般的に、規模が小さく社歴の浅い企業ほど政治的ハードルは少なく、経営陣も難題に立ち向かう。

 まずは会社の目標を見極めることから着手しよう。中堅企業であるあなたの会社は、恐らくプロセス管理とプロジェクト管理のことを考え始める規模には達しているが、まだ市場に積極的に打って出られる小ささであり、社内の柔軟性も残っている。もしこれが当てはまる会社なら基本的な戦略目標は、事業開発、顧客獲得、市場シェアを含めて顧客中心に焦点を絞り、CIOの目標も同じでなければならない。

 しかし残念ながら、このような形で形成されたIT戦略を目にすることはめったにない。CIOは共有型サービスの理念を採用し、アーキテクチャとプロセス、リソースの集中化によっていかに会社の事業部門ニーズに合うサービスができているかで自分の貢献度を測るようになる。経営陣がこの考え方を支持し、事業部門が喜んで歩調を合わせる場合も多い。

 この戦略は理論上は優れた計画に思えるが、会社が成長するに従っていずれIT部門と事業部門との間に不和を生じさせる。自分がアーキテクチャ集中化に過度に力を入れるあまり、会社の戦略目標が妥協を強いられる事態になれば、IT部門とそのほかの部門との間に不愉快な亀裂が生じる。

 リソース集中化のメリットを無視しろと言っているわけではない。しかし、これは補助的目標であり、第一の目標であってはならない。

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