2010年02月22日 07時30分 公開
特集/連載

2010年、ビジネスプロセスマネジメントで効率化を図るBPMは一時しのぎの手段ではない

BPMは厳しいときを切り抜けるための一時しのぎと見られがちだが、その主眼は継続的な向上にあるという。

[Kristen Caretta,TechTarget]

 ビジネスプロセスマネジメント(BPM)は2009年、景気低迷の中でプロセス合理化と効率化の手段として再浮上してきた。そして今後も、時には斬新な手法で、全社的なプロセスワークフロー向上の助けになりそうだ。

 BPMで成功を収めたIT担当幹部2人が過去1年を振り返り、その教訓と、同様のメリットを達成するにはどうしたらいいかを語ってくれた。

複雑なレガシーアプリに問題があれば、ERPではなくBPMを通じて未来を描く

 サウスカロライナ医科大学(MUSC)の最高執行責任者(COO)、ステュワート・ミクソン氏は苦境に立たされていた。大学にあるのはレガシーシステムとメインフレーム、統一性のないアプリケーションばかりだったが、時間のかかるERP導入に踏み切るだけの予算もリソースもなかった。

 IT関係者の間ではBPMよりERPの方が理解度も知名度も高く、多くのステークホルダーがまず選ぶのはERPだったが、ミクソン氏のチームは、手早くかつ効率的にビジネスプロセスを整理できるBPMソフトを採用することにした。導入から6週間でMUSCは、ERPより低コストで導入も容易なBPMソフトを使い、情報転送エラーが起きる頻度を劇的に減らすことができた。

 もし新しいERPを購入できるだけの予算があったとしても、実装にはあと2年以上かかっていただろうとミクソン氏は言う。

 BPMのもう1つのセールスポイントは、ERPシステムのバックエンドで変化をもたらそうとした場合に比べ、BPMを通じたビジネスルール変更の方が手間が掛からないことだという。

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