「三越」「伊勢丹」統合に貢献した管理会計のパワー「Oracle EPM&BI Summit 2011」リポート【後編】

国内最大手の百貨店グループ、三越伊勢丹ホールディングス誕生の背景には伊勢丹が構築していた管理会計システムの貢献があった。担当者がこれまでのシステム、今後のシステムを語った。

2011年08月29日 09時00分 公開
[垣内郁栄,TechTargetジャパン]

 前回(参考記事:オムロンが新経営管理システム構築、製造業が学べることとは)に引き続き、8月3日に開催された日本オラクル主催の「Oracle EPM&BI Summit 2011」での講演から、三越伊勢丹ホールディングスの管理会計の仕組みを紹介する。

 グループ会社を合わせて国内外に多数の百貨店「三越」「伊勢丹」を展開する業界最大手の三越伊勢丹ホールディングスが統合によって誕生したのは2008年4月だった。三越伊勢丹ホールディングスは持株会社で、傘下には事業会社の三越伊勢丹の他に各地域の百貨店子会社、クレジットカードや小売・専門店の子会社などを抱える。

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