ホワイトペーパーレビュー
原価管理の基本が分かる3つのホワイトペーパー
企業の売り上げが伸び悩む中で収益を確保するには、厳密な原価管理が欠かせない。ERPの支援を受けながら、適切な原価管理体制を築くにはどうすればいいのか。参考になるホワイトペーパーを紹介する。
売り上げが伸びない中でいかに利益を確保するか。そのためには製品製造に掛かる原価を適切にコントロールすることが重要だ。しかし、製造業をはじめ、原価がブラックボックス化している企業も多い。売り上げ以上に原価が掛かってしまい結局は損失を生むという悪循環を断ち切るにはどうすればいいのか。原価管理の基本が分かるホワイトペーパーを紹介する。
ビジネス全体の方向性を決める原価
利益を逃さないための原価管理。コスト管理活動を支援するソリューションとは
製造業にとって原価が重要なのは、原価によって「何を、幾つ、幾らで売って、幾らもうけるか」が決まるから、とこのホワイトペーパーは説明する。原価管理というと単にコスト削減と捉えがちだが、製造業ではそのビジネス全体の方向性を決める重要な要素になっているのだ。
原価の計算方法としては大きく「標準原価計算」「実際原価計算」「直接原価計算」の3つがある。このうち、標準原価は目標とするシミュレーション上の原価。実際原価は実際の製造などに掛かった原価だ。原価管理ではこの標準原価と実際原価の差異を導き出し、分析することが重要となる。
このホワイトペーパーは上記のような原価管理の基本を紹介し、その上でERPパッケージ「MCFrame」の原価管理機能を解説している。同機能は標準原価、実際原価の他に「予算原価シミュレーション」「実績原価計算」が可能。ホワイトペーパーは、MCFrameを使った企業全体のPDCAサイクル確立についても説明している。製造業を取り巻く環境や原価管理の課題を理解する上で最適なホワイトペーパーだ。
ばらばらの業務プロセスをERPで連携
「原価管理の複雑化」を克服――従業員数119人のグローバル製造業が導入したERPの決め手とは?
「営業が原価割れの案件を取ってきてしまい、売れば売るほど赤字になる」というケースは珍しくない。製造現場が原価を厳密に管理し、1円のコスト削減に懸命になっていても、顧客と対面する営業現場が安易に値引きをしてしまうと原価割れになってしまう。
このホワイトペーパーでは、プロセス製造業に特化したSAP Business All-in-One向けのテンプレートを導入したアイメックスの事例を紹介している。同社はテンプレート導入前、生産管理や原価管理、会計システムがそれぞれ個別に運用されていて、データの二重入力や二重帳票が発生していた。
しかし、テンプレート導入によってこれらのシステムが統合された。BI(ビジネスインテリジェンス)機能を使って在庫や収益情報を集約したリポートを管理部門が作成し、関連部門に配信することも可能になった。この情報を製造や営業、管理の各部門が把握することで企業全体の在庫コスト削減につながっているという。ホワイトペーパーでは同社の担当者が導入後の効果を説明している。ばらばらの業務プロセスをERPで統合することを検討している企業にとって、役立つ情報が多いホワイトペーパーだ。
プロジェクト管理の「見える化」
原価管理が重要なのは製造業だけではない。進捗によって収益を計上する工事進行基準が適用される受託ソフトウェア開発などのサービス事業者にとっては、進捗に応じた原価総額の把握も必須となる。そのためには厳密なプロジェクト管理が求められる。ポイントになるのは収益や原価を含めたプロジェクトの「見える化」と、このホワイトペーパーは指摘する。
このようなプロジェクトの見える化を実現するには、協力企業を含めたプロジェクトに関する情報の一元化や、タスクのWBS(ワークブレークダウンストラクチャー)化が重要になる。ホワイトペーパーではこの要件を満たす製品としてサービス事業者向けのアプリケーション「Epicor for Service Enterprises」を紹介。ホワイトペーパーでは製品機能の他に、サービス事業者のプロジェクト管理の課題を取り上げている。高品質なプロジェクト管理の確立を目指す人にお薦めのホワイトペーパーだ。
原価管理に関連する他のホワイトペーパーはホワイトペーパーダウンロードセンターで読むことができるので、参照してほしい。
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