ストレージを効率的に運用したいというニーズは、企業規模を問わない共通課題だ。中堅・中小企業では、少ないIT予算や管理者の不在といったさまざまな制約がある。SMBならではの悩みを解決するポイントを紹介する。
TechTargetジャパンでは2012年2、3月に従業員数1000人以下の中堅・中小企業におけるストレージ環境に関する読者アンケート調査を実施した。そこで明らかとなった以下3点の課題に対し、ソリューションベンダーからの提案をお届けする。
SMB企業のストレージ環境における3つの課題
課題1:増え続けるデータへの対応
課題2:バックアップ/リストアなどの処理性能
課題3:導入・運用に関するコストや作業負荷
日立製作所
画像や動画などのデータ増加に伴い、ファイルサーバによる管理に極めて不安と感じている企業は多い。その解決策として注目なのが、NAS(Network Attached Storage)へのリプレースだ。自社の環境に最適なNASを選ぶには幾つかの選定ポイントがある。
日立製作所
多くの中堅・中小企業が増え続けるデータを適切に管理し、バックアップ/リストアにおける作業負荷から解放されたいと考えている。そうしたニーズに対応するクラウドサービスを紹介する。
リコージャパン
増え続けるデータを効率的に管理するために必要なシステム投資や運用負荷の増大に悩む企業は多い。さまざまな制約がある中堅・中小企業であっても、その問題解決に本腰を入れなければならない状況に来ている。
リコージャパン
急激なデータ量の増加に伴い、企業内のさまざまな場所にファイルサーバが乱立し、その管理に頭を悩ませている企業は多い。そんな中、ファイルサーバ統合によって運用管理コストの大幅な削減に成功した企業もいる。
リコージャパン
多くの中堅・中小企業がデータ量の急激な増加を実感している。しかし、その変化に柔軟に対応するストレージ環境を構築できていないのが現状だ。将来を見据えた最適なストレージ環境に見直す必要がある。
年々増大するデータの管理と運用が企業の大きな足かせとなっている。この連載では、特に「人」「予算」「スキル」が限られているSMB企業の問題を解決するストレージを取り上げる。
日本IBM
現在、ストレージの利用率向上を課題に抱えている企業は多い。「IBM Storwize V7000」は階層型プール方式によるデータの動的再配置などでその課題解決を支援する。
ネットアップ
ネットアップが2011年11月に発表したSMB向けストレージのエントリー機種「FAS2240」は、高い拡張性や管理の容易性などを実現するユニファイドストレージだ。
富士通
富士通のSAN対応ディスクアレイのエントリーモデル「ETERNUS DX S2シリーズ」は、ストレージへの投資対効果やデータ保全による業務継続などに注力している。SMBのみならず大規模企業での導入実績もある。
ネットギアジャパン
中堅・中小企業が取り扱うデータ量が増大する中、NASへの移行を検討する企業が増えている。ネットギアジャパンでは同分野向けに必要な機能と価格とのバランスを考慮したNASの提供を目指している。
日立製作所
日立製作所が2011年9月に発表した仮想ファイルプラットフォームのエントリーモデル「Hitachi Virtual File Platform 50」。同社の製品の特徴であるファイル仮想化機能をSMB向けに提供する。
EMCジャパン
EMCが2011年2月に発表したエントリー向けストレージ製品「EMC VNXe」シリーズ。エンタープライズ向けストレージ技術のアーキテクチャを継承し、SMBに必要な機能を厳選して活用できる。
企業ネットワークの運用・管理に関する調査リポート
2012年2、3月に実施した会員調査によって、SMB企業のストレージ利用実態が分かった。データ増加に対する拡張性やバックアップ処理時間などの課題が浮き彫りになった。