ストレージへの高い投資対効果を目指す「ETERNUS DX S2」シリーズSMB向けストレージ製品紹介:富士通

富士通のSAN対応ディスクアレイのエントリーモデル「ETERNUS DX S2シリーズ」は、ストレージへの投資対効果やデータ保全による業務継続などに注力している。SMBのみならず大規模企業での導入実績もある。

2012年02月29日 09時00分 公開
[富永康信,ロビンソン]

スーパーコンピュータ「京」にも採用

 IDCジャパンが2011年5月に発表した「2010年の国内外付型ディスクストレージシステム市場実績」によると、富士通がローエンド外付けRAID分野で国内トップシェアの15.6%を占めたという。同社はSAN(Storage Area Network)対応ディスクアレイ「ETERNUS DXシリーズ」の中堅・中小企業(SMB)向けのエントリーモデル「ETERNUS DX60 S2」「ETERNUS DX80 S2」「ETERNUS DX90 S2」を提供している。

 エントリーモデルではあるものの、SMBのみならず大規模の企業での採用も多い。例えば、ETERNUS DX80は理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」に約1000台導入されており、ストレージシステムのコストパフォーマンスの改善などに役立っているという。

 富士通は現在求められているストレージ運用の要件に「効率的でコストを抑えたデータ管理」「データ保全による業務継続」を挙げており、「投資の最適化」「簡単な導入・運用」「業務継続」の3つのキーワードでSMB分野での事業を展開している。ETERNUS DX S2シリーズはそれら3要素をどう実現しているのだろうか。

photo ETERNUS DX60 S2、ETERNUS DX80 S2、ETERNUS DX90 S2(それぞれ2.5インチ)
photo 富士通の荒木氏

 富士通のエントリーモデル3機種はWindowsやLinux、UNIXの各種OSをサポートし、IBMやHPなど富士通以外のUNIXサーバやPCサーバにも接続可能。また、SASやiSCSI、FC(Fibre Channel)、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)などの接続インタフェースをサポートしている。それぞれ2.5インチ、3.5インチのディスクに対応する筺体を用意している。

 富士通 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部 シニアディレクターの荒木純隆氏は「従来ミッドレンジ以上のクラスにしか備わっていなかった機能を、エントリークラスのストレージにも提供している。高い投資対効果を得られるのがETERNUS DX S2シリーズのポイント」と語る。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...