英国政府の一機関である情報コミッショナー事務局(ICO)は、最近発表したリポートで、アプリの開発者は個人情報を過剰に収集していると指摘した。
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この調査では、全世界を対象に1200個のアプリを抽出して分析。その結果、アプリのうち3分の1は、個人情報に対するアクセス許可を過剰に要求しているように見えると報告している。
また同調査によって、アプリのうち32%は位置情報を、15%は他のアカウントへのアクセスを、10%はスマートフォン内蔵カメラへのアクセスをそれぞれ要求していることが判明した。
ICOは2013年にアプリ開発者向けガイドブックを公開し、その中で次のように提唱している。「アプリで実行したいタスクに必要な、最低限の情報だけを収集し処理すること。この情報は将来必要になるかもしれないから念のため収集しておこう、というのは例えユーザーが情報を提供することに同意したとしても正しくない行為である。必要以上のデータを収集しないようにするのは、開発者自身のためでもある。こうすることで、うっかりデータを損失したり不適切な処理をしたりするリスクを自動的に減らすことになるからだ」
ソフトウェア企業の英Spaggettiの創業者ジョン・ホルタム氏は、これまでは必要以上に個人情報を収集していたと認めている。
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