「iPad mini」の活用や「教科センター制」の採用など多彩な取り組みを進める同志社中学校。その背景にある思いとは? 教育ITの実践とノウハウを紹介する「iTeachers TV」の最新番組を紹介します。
教科ごとに生徒が専門教室へ移動して授業を受ける「教科センター方式」を採用。登校時から下校時までチャイムを一切鳴らさない「ノーチャイム制」を実践――。米Appleのタブレット「iPad mini」の活用で知られる同志社中学校(京都市左京区)は、IT製品の活用に加え、教育活動の仕組みそのものにもさまざまな工夫を凝らしています。iTeachers TV第19回は、そんな同校で図書・情報教育部主任を務める反田 任教諭が登場し、こうした取り組みの背景にある考え方を示します。
「自治自立の精神を育成し、生徒にタイムマネジメントをしっかりさせて、次の行動を自分で考えることができるようにしたい」。反田教諭は、ノーチャイム制を実践する目的をこう語ります。実は自治自立の精神の育成は、同志社中学校が教育理念として掲げていることそのものです。IT活用や教科センター制の採用を含め多彩な取り組みの根本には、教育理念実現のためになすべきことを模索する同校の姿勢があります。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、デジタルハリウッド大学院の氏原 大氏が登場。今やクライアントPCからタブレットまで幅広い端末で利用可能になった表計算ツール「Microsoft Excel」の授業での活用方法について解説します。氏原氏は活用例として、インターネットで公開されている数字を使った、政府債務残高の対国内総生産(GDP)比率の算出方法を説明。「社会や数学の授業で、今学んでいることが何の役に立つのかをディスカッションするときに生かせるのではないか」と提案します。詳しくは番組をご覧ください。
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