学生の「勝手Dropbox」を禁止したいなら“代わり”を用意すればいい大学のIT部門が生きる道【後編】(1/2 ページ)

セキュリティ確保のために、できる限り外部のクラウドサービスは使ってほしくない。とはいえ、学生や教職員のニーズには応えたい――。高等教育機関のIT部門は、こうした課題の解消に向けて知恵を絞る。

2016年03月31日 12時00分 公開
[Jason SparapaniTechTarget]

関連キーワード

教育 | 教育IT | 勝手クラウド | シャドーIT


Utah State University シャドーITの課題解決に挑む高等教育機関(画面はUtah State UniversityのWebサイト)《クリックで拡大》

 前編「学生はなぜ“使ってはいけないアプリ”を勝手に利用したがるのか」では、高等教育機関のIT部門が、学生や教職員がIT部門の管轄外にあるIT製品/サービスを活用する「シャドーIT」にどう対峙しているかを具体例を交えて説明。学生や教職員のニーズに応えつつ、セキュリティやコンプライアンスの維持に務める様子を紹介した。

 後編でも前編に引き続き、各高等教育機関の実例を基に、シャドーITの課題解消に向けてIT部門が取り得る策は何かを見ていく。

望むものを提供する

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...